慢性疲労にも効く青汁で疲労回復
疲労を蓄積させないためには1日の疲れはその日のうちにリセットすることが大切です。とはいえ忙しい毎日を送っているとそう簡単にはいかないもので、気がつくと慢性疲労状態ということも。慢性疲労の回復に青汁が効果的なのをご存知ですか?
慢性疲労の原因とは?
通常1日の疲れはぐっすり眠ると翌朝には持ち越されません。健康診断で特に異常はないといわれたのに、どんなに眠っても疲れが取れない。疲れ過ぎで日常生活に支障をきたすなどの場合、それは慢性疲労の可能性があります。
慢性疲労は何ごとにもやる気が起きず、集中力や記憶力が低下、熟睡することが難しく仕事もはかどりません。ちょっとしたことですぐイライラします。
慢性疲労はストレス、不規則な生活、偏った食事、運動不足などが原因と考えられます。慢性疲労の人は自律神経が乱れ栄養状態が好ましくなく、低血糖でビタミン不足であることが多いといわれます。
何故青汁が慢性疲労に 効くのか
青汁が慢性疲労に効く理由は、偏った食事からくる栄養不足を補うことができるからです。ファーストフードやインスタント食品の食べ過ぎが続くと栄養不足から慢性疲労へとつながります。
青汁には豊富なビタミン、ミネラル、食物繊維が含まれています。青汁を毎日飲むことにより不足した栄養成分を補うことができ、栄養不足からくる慢性疲労を予防、改善することができます。
青汁に含まれる疲労回復に効く成分
次に慢性疲労に効く青汁に含まれている成分を具体的にみていきましょう。
ビタミンB群
ビタミンB群はビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ナイアシンがあり、ケールを原料にした青汁ではビタミンB12以外のすべての成分を含みます。ビタミンB群はお互いに助け合いながら働きます。水溶性で余分は体外に排出されるため、毎日、摂取する必要があります。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換する働きがあり、神経や脳の疲れを緩和し疲労を回復します。
ビタミンB2
ビタミンB2は脂質を燃焼しエネルギーを産生します。肝臓の働きを助け皮膚粘膜の健康を保ちます。不足すると疲労が取れにくくなります。
ビタミンB6
ビタミンB6はたんぱく質を分解、吸収するのに必要とされます。不足するとインスリンの分泌が減り食欲が低下し、貧血になることもあります。
パントテン酸
パントテン酸はエネルギーを産生し、ビタミンCと共にストレスを解消するように働く成分です。
ビオチン
ビオチンはビタミンB7、ビタミンHとも呼ばれます。ビオチンはエネルギーを作るために必要な酵素を補助する働きがあります。不足すると疲労、倦怠感が起こることがあります。
ビタミンC
美容のためのビタミンとして知られているビタミンCは疲労回復の効果もあります。ビタミンCは鉄分、マグネシウム、カルニチンなどの疲労を回復する成分の吸収を助けます。ビタミンCは抗ストレスに働く副腎ホルモンの生成に必要な成分でもあります。抗酸化作用があり血流を改善し、慢性疲労症候群の症状を軽減する役割も果たします。
ビタミンE
血流を改善し冷え性や肩こりを改善し、蓄積した疲労を軽減する働きがあります。
ミネラル
ミネラルはビタミン同様、エネルギーを作り出し代謝を促進する働きがあります。体内には4パーセント程度しか存在せず、また体内では合成できないため、食物から摂取する必要があります。青汁にはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれています。
鉄、ナトリウム、リン、ヨウ素が不足すると疲れやすくなり、カルシウム、マグネシウム不足はストレスが蓄積する原因のひとつと考えられています。
亜鉛や鉄が不足すると元気がなくなり、貧血や息切れが起こりやすいといわれています。
栄養のバランスが取れた青汁で慢性疲労を解消する
疲労回復にはビタミンやミネラルが不足しないように食事から摂取する必要があります。そうはいっても毎食、バランスの取れた食事をするのはなかなか難しいものですね。そのため、足りない栄養素を青汁で補ってみてはいかがでしょうか。
疲労回復には色々な栄養素が関わります。どれかひとつだけ摂取しても効果があるわけではありません。多くの種類のビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することが慢性疲労解消につながります。その意味でも豊富なビタミン、ミネラルを含む青汁がおすすめです。
青汁というとまずいという印象を持たれる方もいると思います。しかし最近では味の工夫がされ、おいしく飲めるものも多く販売されています。粉末やゼリー、錠剤もあり、持ち運びにも便利で外出先でも摂取することが可能です。ケールが苦手な方は癖の少ない大麦若葉が使用されている青汁が飲みやすいでしょう。
慢性疲労でお悩みの方、まずは栄養不足を青汁で補ってみることから始めてみませんか?