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トマトジュースと青汁

トマトジュースと青汁はどちらも体に優しい飲料ですね。トマトジュースは甘さが控えめで口当たりがよく、サッパリ感があります。青汁も味が改良され、飲みやすく美味しいタイプが出回っています。トマトジュースと青汁は意外にも相性がよく、一緒に飲むと栄養価が高まります。

トマトジュースと青汁の比較

トマトジュースと青汁の栄養、味、カロリーなどについて、どのような違いがあるのでしょうか。具体的に比較してみましょう。

栄養面の比較

トマトジュースと青汁にはビタミン、ミネラル、食物繊維とも、青汁の方に多く含まれています。青汁は原料の野菜にケール、明日葉、大麦若葉、桑の葉などが使用され、栄養成分のバランスがとてもよくとれています。トマトジュースは青汁に比べると、全体的に栄養成分の含有量が低いのですが、注目のリコピンという成分を豊富に含んでいます。

リコピンはカロテノイドの一種で、非常に強い抗酸化作用があります。特にトマトに含まれるリコピンの抗酸化力は強く、過剰な活性酸素を除去し、血行を促進して老化を防止する働きがあります。リコピンは生活習慣病の予防と改善、美白、美肌、ダイエット効果も期待できるといわれている成分です。

リコピンは加熱すると吸収率がアップします。市販のトマトジュースは製造過程で加熱されているため、リコピンの吸収が高いというメリットがあります。

カロリーの比較

青汁はメーカーや商品によりカロリーにばらつきがありますが、平均するとグラス1杯10kcalから多くても30kcal程度です。

トマトジュースは市販品のもので1缶あたり37~38kcalです。単純にカロリーだけを比較すると青汁の方が低カロリーです。

味の比較

青汁は販売当初、ますい飲み物として知られていました。その後、各メーカーで味の工夫や改良が進み、今では美味しい青汁が多く販売されています。フルーツエキスや甘味料、抹茶などを添加し、子供やお年寄りにも好まれるような商品も販売されています。とはいえケールの青汁は緑黄色野菜独特の風味があり、野菜嫌いの人にとっては飲みにくいという意見があります。

トマトジュースは無添加のものと、食塩や砂糖が添加されているものがあります。トマトが好きな方は無添加のトマトジュースでも美味しく飲めますが、トマトが嫌いな方は、食塩や砂糖が添加されているものの方が飲みやすいようです。

手軽、便利さ

青汁は液体、粉末、ゼリー、錠剤などがあります。主流は粉末です。粉末は水や牛乳などのお好みの飲み物と混ぜて飲むため、準備と後片付けに多少の手間がかかります。できるだけ手間なしで継続摂取したい方は、 錠剤がおすすめです。

トマトジュースは市販品ですと缶や瓶、ペットボトル、紙パック入りで、どれも空けてそのまま飲めるタイプなので青汁粉末よりも手軽で便利です。

青汁とトマトジュースを一緒に飲むメリットとは?

青汁とトマトジュースを一緒に飲むと、共通して含まれるビタミンやミネラルなどの成分の摂取量が全体的に増え、それらが持つ効果が強まります。たとえば青汁、トマトジュースに共通して含まれるビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンB群には抗酸化作用があります。これに加えトマトジュースには強い抗酸化作用のあるリコピンが含まれているため、青汁とトマトジュースを一緒に飲むと、非常に強い抗酸化作用が得られるメリットがあります。

日本人に不足しているといわれている食物繊維も青汁とトマトジュースに共通して含まれる成分です。青汁とトマトジュースを一緒に飲むと食物繊維が持つ便秘を解消し腸内環境を整える作用が一層強く期待できるメリットがあります。

青汁とトマトジュースの組み合わせはダイエット中の方や美容効果を期待する方、生活習慣病を改善したい方にとっては特にメリットが高く、注目すべき組み合わせといえるでしょう。

青汁とトマトジュースを美味しく一諸に飲む方法

青汁とトマトジュースは両方をグラスに合わせて入れ、ただ混ぜるだけでできあがりです。最初は青汁の量を少なめにし、慣れたら徐々に増やしていくとよいでしょう。お好みでハチミツやレモン汁を少々入れましょう。味は野菜ジュースに近く、想像するより飲みやすいですが、子供には向かないようです。氷とウォッカを入れると大人向きのカクテルとしても楽しめます。

温かい飲みものですとスープはいかがでしょうか。セロリや人参、キャベツなどのお好みの野菜をオリーブオイルで炒め、トマトジュース、水、コンソメ顆粒、砂糖、塩、胡椒を加えてスープを作り、仕上げに青汁の粉末を加え混ぜます。栄養価の高いスープで、ホカホカと体が温まります。

青汁とトマトジュースをうまく利用し健康増進に役立てよう

青汁、トマトジュースはどちらも健康増進が期待できる飲み物です。どちらかを単独で飲む場合は青汁の方が栄養価が高くカロリーも低めで、特にダイエット中の方にはおすすめです。

強い抗酸化作用を期待したい方はリコピンを含むトマトジュースが適しています。
しかし最も効果的な方法は青汁とトマトジュースを一緒に飲むことです。冷たいまま飲むのであれば、両方を混ぜるだけなので簡単です。トマトジュースと青汁を健康増進に役立ててみましょう。

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