青汁は良薬口に苦し?
良薬は口に苦し、ということわざがあります。身体に良い効果のあるものは飲むことに抵抗を感じる苦さがあるという意味ですが、広い意味で良い結果や効果を得るには苦しみや我慢する期間を伴うという意味で使われることもあります。
青汁のイメージはまさに良薬は口に苦しでしょう。
しかし、本当に青汁は良薬口に苦しなのでしょうか?
マズくて苦いイメージだった青汁
ひと昔前の青汁のイメージは苦くてマズいというものでした。一部の健康志向の強い人の間では飲まれていましたが、一般的にはマズイ飲み物として認識されており、良薬口に苦しというイメージが広く浸透していました。
実際にテレビのバラエティー番組で罰ゲームの飲み物としても使われていたほどです。
今では飲みやすくなった青汁
そんな良薬口に苦し、というイメージが強かった青汁ですが、メーカーの改良や原料の多様化によって今では飲みやすくなりました。昔は青汁といえばケールから作られたものですが、現在は飲みやすいといわれる大麦若葉の青汁や明日葉、桑の葉を使用した青汁もあります。
おいしくなるように果汁などをブレンドした青汁もあり、中にはこれが青汁?と疑いたくなるようなおいしいものもあります。
果汁入りの青汁
代表的なおいしい青汁のひとつに果汁入りの青汁があります。柑橘系の果物の果汁やリンゴ、マンゴー、ブルーベリーなど色々な種類の果汁入りの青汁があります。
おいしくさっぱりとした飲み心地が特徴で、それぞれの果汁に含まれる成分の健康効果も得られるというメリットもあります。
抹茶入りの青汁
抹茶の香りや風味が青汁の苦さやにおいを抑える青汁です。古くから多くの日本人に愛されている抹茶の味がするので人気があります。
温めてもおいしいものもあります。
ハチミツや黒糖入りの青汁
甘味料を加えて甘さをだした青汁もあります。天然の甘味料であるハチミツや黒糖を加えた青汁もあり、ハチミツや黒糖の栄養分も摂取できる優れた飲み物として人気があります。
苦い青汁が苦手なお子さんや野菜嫌いの人にも飲みやすい青汁です。
錠剤タイプの青汁
味ではなく青汁のタイプを変えた青汁もあります。青汁を固形化した錠剤タイプの青汁がその青汁です。
青汁は液体のものをそのまま飲んだり、粉末状のものを溶かして飲むことが一般的でしたが、その場合ストレートの青汁には苦みやにおいが強く感じられるという欠点があります。
もちろん苦みやにおいが気にならない人には問題ないのですが、健康のため青汁を飲みたいけれどどうしても苦みやにおいが苦手、という人には受け入れられない点でした。
その点錠剤タイプの青汁は固形なので苦みやにおいがほとんどなく、水などですぐに飲めるので、青汁の味が苦手な人でも飲むことができます。
工夫次第で青汁はおいしくなる
最近の青汁は苦いものだけではなく、飲みやすくむしろおいしいものもあることが分かりました。また、ケールなどの原料のみで作られた青汁も工夫次第で美味しく飲むことができます。
青汁を混ぜる飲み物を変える
粉末タイプの青汁は水に溶かして飲むのですが、溶かす飲み物を変えることで自分の好みの味に変えることができます。例えば牛乳や豆乳に混ぜたり、果汁ジュースに混ぜることで自分の好みの味の青汁を作ることができます。
料理に青汁を混ぜる
飲み物だけではなく、料理にも青汁を混ぜることができます。カレーやコーンスープなど、味が濃いめの料理には青汁も良く馴染み、いつもの料理が青汁の栄養も摂ることができる栄養満点の料理に変わります。
甘味料を加える
自分で甘味料を加えても良いでしょう。加える甘味料は、ミネラルなどの栄養素が豊富な天然のハチミツや黒糖をおすすめします。
ハチミツや黒糖の栄養素も同時に摂取できますし、天然の甘味料なので化学的な成分が含まれておらず安心です。
苦い青汁が好きな人もいる
このように良薬口に苦しの代名詞でもあった青汁は、今では飲みやすくなりました。また自分の工夫次第でもおいしく飲むことができます。
しかし、昔ながらの苦い青汁が好き、という人も多くいます。
苦みを感じるからこそ身体に良いという人もいるのです。
もちろんそれは人の好みなのでどちらが良いということではありません。
ただ、苦みの強い昔ながらの青汁は、純粋にケールを100%使用しているので、ケールの栄養素のみを摂りたい人におすすめします。
自分に合う飲み方で長く青汁を飲み続けよう
青汁は毎日飲み続けることで効果を発揮します。そのためには毎日飲んでも続けられる味の青汁を選ぶことが大切です。
今では色々な味やタイプの青汁があるので、自分に合う味の青汁を選ぶことはそう難しいことではありません。
また、日によって青汁を混ぜる飲み物や料理を変えるなどして、飽きない工夫をすることもできます。
良薬口に苦しといわれた青汁は、おいしい飲み物にすることができるのです。