高血圧対策に最適なプロポリス

高血圧は血圧の高い状態が続く「病気」です。現代社会では、過食やストレス、タバコなど血圧を高める原因はたくさんあり、身近な病気でもあります。高血圧になっている方が多く、なじみのある病気であるので、なったとしてもそのままにしてしまう方がたくさんいらっしゃいます。しかし、高血圧は放っておくと動脈硬化を招いて、脳卒中や心筋梗塞、腎不全などの重篤な病気を引き起こす原因になるのです。高血圧を改善するためには、食事や運動などの生活習慣を改善する必要がありますが、プロポリスを飲むことも有効な手段の一つです。この記事では高血圧とプロポリスの関係を説明していきます。

高血圧とは

高血圧になる原因

高血圧とは、心臓が収縮したとき、即ち血液を押し出したとき(最高血圧)の血圧が140mmHg以上、または心臓が拡張したとき、即ち血液が戻ってきたとき(最低血圧)の血圧が90mmHg以上の状態を指します。落ち着いている状態で測定しても、この数値が慢性的に続く場合を一般的に高血圧とされます。高血圧になる理由はいくつもあります。

・身体の中の血液量が増える
・末端の血管に血液が流れにくい
・血液がドロドロになっている
・動脈が劣化して弾力がなくなっている(動脈硬化)

などが挙げられます。これらは例えば、

・塩分の摂り過ぎ
・運動不足
・ストレス
・肥満
・タバコ

などによって引き起こされます。また、原因は一つではなく、塩分の摂り過ぎと運動不足、運動不足と過剰なストレス、あるいは、すべてが当てはまっているなど、複数の原因が重なって高血圧になっている可能性もあります。血圧を正常に戻すのは簡単なことではありません。

高血圧を放っておくと怖い病気を発症

高血圧は普段の生活の中で誰にでも起こりえるほど身近な病気です。しかし、高血圧はサイレントキラーといわれるほど自覚症状がほとんどありません。知らない間に血管が脆くなり、血液の流れるスペースが狭くなり、弾力がなくなって動脈硬化が進行していきます。そして、頭痛や肩こり、むくみ、動悸、手足の麻痺などが起こるようになります。自覚症状を覚えるころには動脈硬化がかなり進行していて、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞、狭心症など、命に関わるような病気を突然引き起こす可能性が高くなっているのです。

高血圧の原因である食生活の乱れや運動不足、過剰ストレスなどは、誰でも一つは当てはまるのではないでしょうか。いくつも当てはまるという方におススメなのがプロポリスです。プロポリスは高血圧を改善する作用や成分をいくつも持っているので、血圧に不安がある方や生活習慣が乱れがちな方には有効です。

抗酸化作用で血管への負担をなくす

活性酸素が血管を弱体化させる

高血圧で心配なことは血管が脆くなることです。
血管を弱くする原因に活性酸素の働きがあります。活性酸素は呼吸をするだけでも身体に発生する物質で、適量なら免疫力を高める作用があります。しかし、現代はストレスや紫外線、タバコなどの影響で身体に過剰に蓄積しがちです。溜まり過ぎた活性酸素は正常な細胞を攻撃して老化の原因を作ります。また、血中の活性酸素はコレステロールや中性脂肪を酸化させて、脂肪の塊を血管壁に付着させます。すると、ポンプの役割で血が流れるのをサポートしていた血管は分厚くなって柔軟性を失います。結果として、心臓は全身に血液を送るために圧を高めなければならず、それが高血圧に繋がってしまうのです。

抗酸化作用で活性酸素を除去

プロポリスには活性酸素を除去する抗酸化作用を持つ成分がいくつも含まれています。
例えば、主成分であるフラボノイドは強力な抗酸化作用を持っているのです。実際、フランスにおいて「フラボノイドは抗酸化作用によって高血圧を抑制する効果がある」という研究結果が発表されています。
また、フラボノイド以外にも、プロポリスにはビタミンAや若返りのビタミンといわれるビタミンEなどの、抗酸化作用を持った成分が豊富に含まれています。これらの成分の作用によって体内に過剰に蓄積している活性酸素は除去され、脂肪の塊である過酸化脂質は生成が抑制されるのです。その結果血管への負担が抑えられるので、高血圧を改善させることができます。

ちなみに、フラボノイドは血液をサラサラにする作用があります。ドロドロの血液は血流を悪くしますが、サラサラの血液に改善することで血流はスムーズになり、血圧が改善される効果もあります。

血中の塩分を排出して血圧を下げる

日本人は塩分の摂取量が多い

高血圧になる方に多いのが塩分の摂り過ぎです。2015年に厚生労働省が掲げた日本人1日当たりの塩分摂取量の目標は、男性で8.0g未満、女性は7.0g未満です。しかし、実際に摂取されている量は、20歳以上の平均で男性が10.8g、女性が9.2gで、ともに目標量を越えて摂取している状態です。これは、過食や偏食などで食生活が乱れて塩分を摂り過ぎてしまい、高血圧になるリスクを高めてしまっているといえます。
塩分を摂り過ぎるとなぜ高血圧になるのかというと、血中は塩分であるナトリウムの濃度が一定に保たれているからです。しかし、塩分を摂り過ぎるとナトリウムの濃度を下げるために血中の水分量が増えます。血液の量が増えることで心臓に押し出される血液も増えるので血圧が高まります。

プロポリスは血中のナトリウム濃度を下げる

日本人は全体的に塩分の摂取量が多く、高血圧になるリスクが高いといえます。
そのリスクを下げるのに有効なのがプロポリスです。
プロポリスに含まれているカリウムはナトリウムを排出する作用があるので、血中のナトリウム濃度を下げることができます。

さらに、プロポリスはカリウムの働きをサポートするマグネシウムを同時に摂取できるので、高血圧対策により有効です。高血圧の方は塩分の摂取量を1日6g以下に抑えるなどの対策を採ることは大切ですが、それと合わせて身体に入ってきた塩分を外に出す対策を講じることも高血圧の治療には必要です。プロポリスは、高血圧に有効な成分を合わせていくつも摂取できるので、摂取することで効率的な治療ができます。

ストレスを緩和する作用も効果的

ストレスは高血圧の原因

ストレスを溜めることはさまざまな病気の素になります。例えば、うつ病や自律神経失調症などの心の病、内臓が機能低下することで引き起こる身体の病などです。そして、高血圧もまた、ストレスによって発生リスクを高めてしまいます。

普段、自律神経は、体を緊張状態にする交感神経と、身体や脳をリラックスさせる副交感神経を、交互に作用させています。こうすることで日中は活動的になり、夜は睡眠を促して身体を休めることがスムーズにできます。しかし、過剰なストレスがかかると自律神経が乱れて、夜になっても交感神経が優位なままで緊張状態が続きます。交感神経は、血管を収縮させて血圧を高める作用があるので、血圧が高い状態がずっと継続するのです。これが高血圧の原因になります。
また、ストレスは活性酸素の発生の原因になり、血管や血液の状態を悪化させる原因にもなります。高血圧の原因はいくつもありますが、ストレスは高血圧になるいくつもの要因を作るのです。

ストレスを緩和することは身体を守ること

「ストレスによって高血圧になっている」というのは簡単には見分けられません。血管の状態や血液の塩分濃度を調べて数値化できないからです。しかし、ストレスが自律神経を乱すことはわかっていますし、それが血圧に作用することもわかっています。ストレスで高血圧にならないためにも、ストレスを溜めないようにすることが大切です。

プロポリスにはストレスを緩和する成分がいくつも含まれているので、身体をリラックスさせて自律神経を整え、ストレスが溜まらないようにしたいときに有効です。いくつかストレスに有効な成分を挙げるます。

・フラボノイド...自律神経を整える
・トリプトファン...セロトニンという、興奮を鎮めたり睡眠を促したりする物質の原料になる物質。精神安定に効果的
・セリン...寝つきを良くして、睡眠中の覚醒を改善するなど、質の良い睡眠を促進してストレス発散ができる
・テルペン...アロマセラピーでも利用される香り成分。リラックスやストレス解消効果がある
・フィトンチッド...植物が傷つけられたときに放出する殺菌成分。森林浴のリラックス効果を得られる

その他、うつの症状を抑える成分など、精神を安定させる成分が数多く含まれています。これらの成分によって自律神経が整って、ストレスを溜めない身体を作ることができます。そして、高血圧になりにくい身体になることの他、疲労回復が早くなったり、血行が良くなったり、プロポリスを利用することで身体を守り健康的な生活ができるようになります。

生活習慣を見直してプロポリスを利用する

高血圧は、過剰な塩分の摂取や飲酒、タバコ、ストレスなどを放置すると、気づかないうちに発症する病気です。そして、さまざまな合併症を発症させますが、治すことができる病気でもあります。そのためには規則正しい生活に見直すことが大切です。プロポリスはその効果を高めることができる物質です。血液量を適切な量にしたり、血管が詰まるのを予防したり、動脈硬化を改善したりします。

他にも、プロポリスは、豊富なビタミンやミネラルによって血の巡りが良くしたり、血管を強化したりする作用があります。これらの作用も高血圧の改善・予防に効果的ですので、プロポリスを利用することは高血圧対策にとって極めて有効です。しかし、高血圧は生活習慣に大きく左右されますので、乱れた生活のままではプロポリスの効果はほとんどありません。プロポリスの有効性を理解しつつも、それに甘んじることなく、高血圧にならないために生活を正すように心がけましょう。