レッドプロポリスの特徴と効果について

プロポリスは起源植物によってさまざまな違いがあります。例えば、ブラジル産の高級プロポリスで有名な緑色のものや、多く見られる黒色や茶色のものなどがあります。もちろん、これらは色だけでなく、成分も異なります。そして、近年注目を集めているのが赤色をした、レッドプロポリスです。注目されているのは今まで見られなかった「色」というだけでなく、他のものでは見られない成分にも注目を集めています。この記事では希少性の高いレッドプロポリスについて詳しく説明していきます。

希少性が高いレッドプロポリス

限られた地域でしか取れない

レッドプロポリスは、ブラジル北東部のアラゴーアス州やパライバ州にある大西洋沿岸地域のマングローブ地帯に生息するミツバチの巣でのみ採取できるプロポリスです。そして、起源植物はマメ科の植物で、マンゲ・ヴェルメーニョ、アロエイア、バルバティモン・ヴェルダデイロ、マサランドゥーバの4種類が判明しています。ただし、まだすべての起源植物が判明したわけではありません。しかし、これらの4種類の植物はどれも赤い樹液を出すことから、プロポリスが赤くなるのです。

生産量が極めて少ない

レッドプロポリスは、今は限られた地域で、数種類の植物からしか採取されないプロポリスであるため、生産量が少なく、極めて希少価値が高いプロポリスです。ブラジル全体のプロポリス生産量は年間で約25トンですが、その中でレッドプロポリスは年間で1トンも生産されません。レッドプロポリスがいかに希少性が高いかおわかりいただけると思います。そして、ただ単に色が珍しい以外に、その成分量が他のプロポリスよりも多いことから、よりその価値を高めているのです。

フラボノイドが通常のプロポリスの1.5倍

プロポリスの主成分はフラボノイドといわれています。そのフラボノイドの量がレッドプロポリスは他のものと比べると1.5倍も高いのです。緑茶と比べると650倍も多く含まれています。そのため、レッドプロポリスは他のプロポリスよりも生活習慣病の改善やアンチエイジングなどの効果が高いと考えられます。そして、他のものにはない成分、イソフラボンが含まれ、アントシアニンやカロテノイドも豊富に含まれています。これらの成分について紹介します。

アントシアニン

アントシアニンはブルーベリーに豊富に含まれていることが知られています。アントシアニンはロドプシンというタンパク質の働きを助けて、眼精疲労を改善する作用があります。現代はパソコンやスマートフォンなど、目を酷使することが多いので眼精疲労になりがちです。そのため、目がかすんだりショボショボしたりしますが、眼精疲労に陥りやすい現代人に必要な成分がレッドプロポリスには含まれています。

カロテノイド

カロテノイドとは赤や黄色などの色素を総称するもので、有名なものにニンジンやシソに含まれるβ-カロテンやトマで有名なリコピン、カニやエビに含まれるアスタキサンチンなどがあります。主な働きは皮膚や粘膜の保護や視覚機能の正常化などが挙げられます。体内で抗酸化作用が強いビタミンAに変わるβ-カロテンや、若返りのビタミンといわれるビタミンEよりも約100倍も強い抗酸化作用を持つリコピンなどが含まれることから、強力な抗酸化作用が期待できます。

イソフラボン

大豆などに含まれているフラボノイドです。女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをすることから、女性なら意識して摂取している方もいらっしゃるかと思います。女性ホルモンは加齢やストレス、不規則な生活によって分泌量が少なくなり、それが原因で更年期障害を引き起こすこともあります。レッドプロポリスにはイソフラボンが含まれているので、更年期障害の予防ができるのです。他にも、骨粗しょう症や生活習慣病の予防ができます。

他のプロポリスと比べて抗酸化作用が強い

フラボノイドとはポリフェノールの一種で、その数は2000種類以上といわれています。その特徴は強い抗酸化作用を持っていることです。抗酸化作用で期待できる作用には、血行促進作用や細胞賦活作用などがあります。そして、動脈硬化の改善や予防、美肌効果、冷え性やむくみの解消などが期待できます。レッドプロポリスは抗酸化作用が強いフラボノイドが他のものよりも1.5倍も多く含まれていることから、これらの症状をより改善しやすいといえます。

グリーンプロポリスとの違いは？

グリーンプロポリスとレッドプロポリスの共通点は「ブラジルの一部の地域でしか採取できない」という点です。どちらも配合成分に他では見られないものが含まれていて、かつ希少性が高いので高価に取引がされています。
しかし、それ以外は多くの点で異なります。

レッドプロポリスは、抗酸化作用が抜群なのが特徴です。フラボノイドが多く含まれているので、身体を酸化から守る能力が高いです。
一方、グリーンプロポリスは、抗菌殺菌作用が強いのが特徴です。
どちらもさまざまな作用を持っていますが、強いていうなら、老化を抑えたいならレッドプロポリス、病気から身体を守りたいならグリーンプロポリスという分け方ができます。

レッドプロポリスの効果

女性におススメのレッドポロポリス

どのプロポリスにも老化を遅らせる抗酸化作用や冷え性を改善する血行促進作用があり、女性にとってプロポリスは健康と美容で有効な健康食品です。しかし、レッドプロポリスには他にはないイソフラボンが含まれているので、より女性にとって有効な健康食品だといえます。特に、40～50代の女性の場合は、女性ホルモンが減少する閉経後は身体にさまざまな影響があります。それを軽減するためにもレッドプロポリスの摂取は有効です。もちろん、美肌を保つ作用やダイエット作用もあるので、年配の方だけなく20代の方にも効果があります。

眼精疲労が気になる方におススメ

目の健康を保つために大切な栄養素にビタミンAがあります。レッドプロポリスに含まれているカロテノイドには体内でビタミンAに変わるβ-カロテンが含まれていたり、ロドプシンを助けるアントシアニンが豊富に含まれていたりします。また、ロドプシンはビタミンAによって合成されるので、レッドプロポリスには目の健康を保つ成分が豊富に含まれています。「最近視力が落ちてきた」「目に疲れを感じる」そんな悩みをお持ちの方はレッドプロポリスを試してみてはいかがでしょうか。