プロポリス配合マウスウォッシュの有効性と上手な使い方
虫歯や口臭の予防のために歯磨きを毎日行うことは大切です。そして、人によっては歯磨きに加えてマウスウォッシュを使っている方もいらっしゃいます。マウスウォッシュは適量を口に含んでクチュクチュとゆすいで吐き出すだけで、虫歯や口臭の対策を強化できます。ほとんど手間をかけずにお手軽に口臭対策を強化できることから利用している方が増えています。そして、このマウスウォッシュでおススメの製品がプロポリス配合のマウスウォッシュです。通常のマウスウォッシュではできない対策もできることから人気が出ています。この記事ではプロポリス配合のマウスウォッシュの説明と、効果的な使い方を説明していきます。
マウスウォッシュの目的はさまざま
「マウスウォッシュ」といっても実は目的によって少しずつ違いがあります。口臭予防のみを目的にしたものから、虫歯や歯周病予防を目的にしたものまでさまざまあります。口臭対策のものは口臭を消したり爽快感を得られたりする成分が含まれていますが、虫歯の原因菌などを殺菌する成分は含まれていません。一方、虫歯や歯周病予防のものは殺菌剤や抗炎症剤などを含む医薬部外品として売られています。プロポリス配合のマウスウォッシュは医薬部外品ではないものの、プロポリスに抗菌殺菌作用や抗炎症作用があるため、口臭や虫歯、歯周病、さらに口内炎など口内のさまざまなトラブルに効果を発揮します。
プロポリスの効果で口内ケア
口内の細菌を除菌する
口内トラブルは細菌が原因
口内には数多くの細菌が住んでいます。口内ケアがしっかりとできている方で1,500億個、ケアをあまりしていない方は5,000億個、さらに、ほとんど歯磨きをしない方に至っては一兆個の細菌が住み着いているといわれています。そして、この中のミュータンス菌などの悪玉菌が虫歯や歯周病、口臭の原因となるのです。これらの菌が食べかすなどをエサにして、分解するときに有毒なガスや酸を放出します。酸は歯を溶かして虫歯にし、ガスは口臭を引き起こします。また、歯周病も細菌の感染によって引き起こる病気です。さらに、口内炎も細菌によって発生するものがあります。しかし、プロポリス配合マウスウォッシュを使用することで原因である菌を除菌することができるのです。
プロポリス配合マウスウォッシュでキレイに除菌
プロポリスには強力な抗菌殺菌作用を持つフラボノイドが約40種類含まれています。プロポリスとは、もともとミツバチが巣内の環境を守るために植物の樹脂や花粉を集め、それに自身の分泌物を混ぜて粘着性を持たせた物質です。抗菌殺菌作用があるので、巣の入り口や隙間に塗ることで細菌やウイルスの侵入を防ぐことができます。この作用をマウスウォッシュとして利用することで、口内の細菌をキレイに除菌することができるのです。また、大きな特徴として、プロポリスは口内で悪さをする悪玉菌には作用するが、口内環境を守るのに必要な善玉菌には作用しません。よって、プロポリス配合マウスウォッシュは口内環境を整えるのに強力なサポートとなります。
口内環境を良くして持続させられる
口内で起こるトラブルの多くは細菌が原因ですが、プロポリス配合マウスウォッシュを利用することでそのリスクを減らすことができます。特に、虫歯は細菌が発生させる酸によって歯が溶け出すのが原因です。歯磨きだけでは口内ケアが難しく、磨き残しがあればすぐに虫歯が進行してしまいます。しかし、プロポリス配合マウスウォッシュを使うことで、歯磨きでは落とし切れない口内の奥に潜む細菌を殺菌します。そうすることで、良好な口内環境を長く続けやすくできるのです。
歯ぐきの血行を良くして丈夫にする
血行が悪くなると...
「血行が悪い」という状態はさまざまな病気や不調の要因となります。例えば、肩こりや冷え性、免疫力低下などがありますが、歯ぐきの血行が悪くなっても歯周病を引き起こす原因となるのです。血液は歯ぐきの細胞に栄養を送り、老廃物を回収します。しかし、血行が悪くなると、細胞が必要としているだけの栄養を供給することができなくなり、その代わりに不要となった老廃物が残るので、歯ぐきの免疫力が低下します。すると歯ぐきの健康維持が十分にできなくなるので、細菌が歯ぐきに炎症を起こして歯周病を発生させてしまうのです。歯周病は最後は歯が抜けてしまう病気ですので、発生させないために日頃からのケアが大切です。
プロポリスの成分が直接浸透するので有効
血行を良くするのに有効なのがマッサージです。口内の場合はそれが歯磨きになります。歯磨きをすることで口内を刺激して血行を促進します。そして、それに加えてプロポリス配合マウスウォッシュを使うことで、より血行促進効果をアップさせられます。プロポリスには血行を促進する作用があるフラボノイドが含まれているので、口に含むことで歯ぐき全体の血行を良くできるのです。通常、プロポリスの原液やサプリメントを飲むだけなら、身体に入って効果が現われるまでに時間がかかります。しかし、プロポリス配合マウスウォッシュなら、歯ぐきに直接血行促進成分が浸透していくので、より効果的に血行を良くすることができるのです。
口内の炎症を抑えて治癒を早める効果がある
歯周病や口内炎などの炎症を抑える
プロポリスは虫歯や歯周病などの口内トラブルをさまざまな作用で予防します。そして、もし、歯周病や口内炎などの口内トラブルを起こしてしまっても、プロポリス配合マウスウォッシュなら有効な処置ができます。例えば、プロポリスには抗炎症作用があるので、歯周病によって歯ぐきが赤くなったり腫れたりしても、その炎症の悪化を止める作用があります。また、口内炎に対しても同様で、炎症を抑えることができます。ちなみに、プロポリスは炎症とともに痛みも抑える作用があります。その効果は鎮痛剤として使われているモルヒネよりも強いので、痛み止めとしても極めて有効です。
口内の細胞を活性化して治癒を早める
プロポリスには細胞賦活作用があるので、炎症によって傷んだ細胞の再生を促進する作用があります。プロポリスは細胞の再生に大きな役割を担っているビタミンB2やB6などの成分が豊富に含まれています。これらの成分によって傷んだ細胞の修復が早く進むので、炎症も早く回復します。炎症を抑えるだけでは根本的な解決にはなりません。しかし、プロポリスは口内トラブルの原因菌を殺菌する作用があるので、口内を傷つけて困っている方にはおススメです。殺菌して炎症を抑えるだけでなく、治癒を早める作用があるので、口内炎などによくなる方は、プロポリス配合マウスウォッシュを手元に置いてみてはいかがでしょうか。
プロポリス配合と通常のマウスウォッシュの違い
プロポリス配合マウスウォッシュは刺激が少ない
どちらのマウスウォッシュにも、アルコールであるエタノールが入っているものが多くあります。エタノールは殺菌作用があるので口内トラブルを起こす悪玉菌を殺菌する一方、善玉菌も殺菌してしまいます。すると、それが原因で口内環境が悪化する可能性があるのです。また、口内に炎症があるとそれが患部を刺激して悪化させる原因になります。プロポリス配合マウスウォッシュはフラボノイドの作用によって殺菌をするので、通常のものと比べると刺激が抑えられます。また、抗炎症作用があるので、刺激によって炎症を悪化させるリスクを低くできます。
安心で選ぶならプロポリス配合マウスウォッシュ
通常のマウスウォッシュはさまざまな化学物質で作られています。例えば、キサンタンガムやポリリン酸ナトリウム、カラギーナンなどの添加物がいくつも入っています。食品添加物は国が安全性を細心の注意を払って安全確保に努めていて、健康に害がないことを確認したものに限って許可されています。しかし、添加物に対して不安を持っている方も多く、子どもなどに極力与えたくないと考えている方も多くいらっしゃいます。プロポリス配合マウスウォッシュは天然の成分だけで抗菌殺菌作用や抗炎症作用、血行促進作用などが実現できるので、添加物がほとんど使われていません。子どもでも安心して使うことができます。
プロポリス配合マウスウォッシュの効果的な使い方
使用前に歯磨きをしておく
プロポリス配合マウスウォッシュには抗菌殺菌作用があるので、使用すれば虫歯菌や歯周病菌を死滅させることができます。しかし、細菌は歯垢の中に多く存在していますので、マウスウォッシュだけではキレイに取り除くことができません。マウスウォッシュだけで原因菌の退治が不十分で放っておくと、結局虫歯や歯周病、口臭の原因になってしまいます。予め歯磨きをして歯垢を除去してからプロポリス配合マウスウォッシュを使用することで、歯磨きでは取り切れない口内の隅々の細菌を除菌できるようになります。効率的に口内ケアをするためには、プロポリス配合マウスウォッシュを使う前に、歯磨きをして歯垢を取り除いておくことが大切です。
使用後は口をすすがない
歯磨きをした後に、口をキレイにすすぐ方がいらっしゃいますが、実はおススメできない行為です。一見口内を徹底的にキレイにしているように思います。しかし、歯磨き粉に含まれている抗菌成分を洗い流してしまう可能性があります。プロポリス配合マウスウォッシュも同様で、過度なすすぎは禁物です。すすぎは軽く済ませることで、プロポリス配合マウスウォッシュに含まれている抗菌成分が口に残り効果が長続きします。そうすることで口内トラブルを予防しやすくできます。もちろん、口内で炎症を起こしていれば、プロポリスの成分が浸透するので治癒が早まります。マウスウォッシュをした後は気持ち悪くても、成分が口の中に残るようにしましょう。
マウスウォッシュの後は何も口にしない
プロポリス配合マウスウォッシュをした後は、プロポリスの抗菌成分が口内に残っているので、口内は細菌が繁殖しにくい環境になっています。虫歯や歯周病、口臭の発生を防ぐにはこの状態を長続きさせる必要があります。しかし、すぐにジュースや食べ物などを口にすると、たんぱく質や糖分が口の中に充満して、細菌が活動しやすい環境に戻してしまいます。これでは口内を抗菌殺菌した意味がありません。プロポリス配合マウスウォッシュを使用した後は、できるだけ飲食をしないようにしましょう。そうすることで、虫歯や歯周病、口臭を強力に予防できます。
決してしてはいけない使い方
プロポリス配合マウスウォッシュに頼らない
虫歯や歯周病、口臭は口内に住む菌によって引き起こされます。そこで、プロポリス配合マウスウォッシュを使うことで殺菌し、これらの発生を予防することができます。しかし、一時的な除菌では発生を予防することはできません。完璧に虫歯や歯周病を予防するには、歯磨きをして歯垢や汚れをしっかりと落とす必要があります。菌の温床である歯垢や食べかすなどが残っていて増殖しやすい口内環境では、いくらプロポリス配合マウスウォッシュを使っても効果がありません。菌を死滅させられるからとマウスウォッシュに頼ってしまいがちですが、マウスウォッシュは補助的な役割です。口内ケアの基本は歯磨きと考えてください。
使い過ぎは口内の不健康を招く
プロポリス配合マウスウォッシュは細菌を死滅し、抗菌することから口内トラブル対策に有効です。しかし、1日のうちに何度も何度も繰り返し使うのはおススメできません。それは悪玉菌を除菌するのと同時に、マウスウォッシュを繰り返すことで善玉菌を吐き出してしまい、数を減らすことになるからです。プロポリスは善玉菌を死滅させることはありませんが、唾液に含まれている善玉菌を何度も吐き出すことは、口内環境の悪化や口内の乾燥を招いてしまい、良いとはいえません。マウスウォッシュはものを食べるたびに使用するのではなく、回数を決めて使うようにしましょう。そうすることで口内を健康に保つことができます。