プロポリスは幼児を病気から守るのに有効
プロポリスは健康を維持するのに有効な物質です。これを子どもにも使いたいと考えていえる方がたくさんいらっしゃいます。しかし、プロポリスはさまざまな作用を持ち、「天然の抗生物質」とまでいわれるほど強力な効力を持つ物質です。これほどの物質ですので、大人にとっては有効でも子どもに使って良いものかどうか心配してしまいます。この記事では、プロポリスを子どもに対して利用しても良いのかどうかを詳しく説明していきます。
プロポリスは幼児にも安全で有効な物質です
結論からいうと、プロポリスを子どもに使っても問題はなく、健康や美容に有効です。
プロポリスは、ミツバチが採取してきた植物の樹液や花粉などを素に、ミツバチの唾液を混ぜて粘着性を持たせた物質です。プロポリスには抗菌殺菌作用や抗炎症作用、免疫増強作用などさまざまな作用がありますので、子どもが使っても有効に作用します。病気がちな子どもに使うことによって、風邪などの病気から守ることができます。また、プロポリスは天然の物質ですので、副作用のような症状が基本的にありません。誰でも安心して使える物質といえます。
プロポリスによって病気を防ぐ
プロポリスで病原菌をブロック
プロポリスとは、「プロ=守る」「ポリス=都市」という意味です。つまり、ミツバチが巣を守るために作り出す物質です。具体的には、細菌やウイルスから巣を守るための物質ですので、プロポリスには強力な抗菌殺菌作用があるのです。その効果は強力で、アマゾン流域の過酷な環境でもミツバチの巣内は無菌状態が保たれています。
人間はプロポリスを摂取することで、細菌やウイルスから身を守ることができます。風邪やインフルエンザなどになりやすい子どもが摂取することで、病気になる可能性を下げることができます。
病中・病後の体力低下時にプロポリスが有効
プロポリスは薬ではないので、いつ摂取しても有効です。特に、病中・病後の体力が低下しているときに使うと、より効果的です。病中は風邪などをぶり返し、病後は新たな病気を発症するリスクがあります。プロポリスはのどや鼻などの粘膜に付着した病原菌を退治し、抗菌作用によって近寄れなくします。体力が回復するまで利用することで、症状の悪化や再発を防ぐことができるのです。子どもは、体力が低く回復までに時間がかかる傾向にあるので、病中・病後などワンポイントでプロポリスを利用するのはおススメです。
免疫を高めたいときにも有効
病気になりにくい身体になる
プロポリスは細菌やウイルスから身を守るだけでなく、免疫力を強化して病気になりにくい身体を作るのにも有効です。
身体の免疫細胞の約6割は腸に存在しています。プロポリスは腸内の悪玉菌を殺菌することで腸内環境を良くし、免疫細胞を活性化させる働きがあるのです。この作用によって免疫力が高められ、病気になりにくい身体になるのです。
また、腸内環境が整うと腸の機能が正常化して、栄養の吸収が効率的にできるようになります。すると、全身の細胞に栄養を十分に供給できるようにもなり、身体の粘膜が強化されて、病気になりにくくなります。
アレルギー症状にも有効です
花粉やペット、ダニなど、何かしらのアレルギーを持つ子が増えています。アレルギーとは、本来は無害なアレルゲンに対して免疫が過剰に反応して、ヒスタミンなどの物質を分泌して防衛反応を示すものです。
プロポリスは免疫力を高めることで、免疫機能を正常化させる作用があります。免疫機能が正常化することで、アレルゲンに対して過剰に反応しにくくなるのです。また、プロポリスに含まれているフラボノイドには、ヒスタミンの分泌を抑える作用があります。くしゃみや鼻水などの免疫反応はヒスタミンによって起こるので、分泌を抑えることでアレルギー症状を緩和させることができます。
子どもにどうしても与えたいなら、サプリメントが良い
プロポリスは安全性が高く、健康に良い物質ですので、子どもに与えたいものです。しかし、プロポリスには独特の味やニオイがあって大人でも躊躇するものですので、子どもは簡単に飲みません。そこで、子どもにはプロポリスのサプリメントがおススメです。
プロポリスサプリメントは味やニオイを抑えて飲みやすいように加工されているので、原液がダメな子どもでもサプリメントなら飲めます。また、それでも飲めない場合は、カプセルタイプがおススメです。カプセルにプロポリスが閉じ込められているので、ほとんど味やニオイがしません。
子どもにプロポリスを与える際の注意点
プロポリスの作用や利用する利点を説明してきましたが、使い方を誤ると命に関わる場合があります。ここではプロポリスを利用する際の注意点を説明します。
1歳未満には決して与えない
厚生労働省のホームページには、「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」と注意喚起されています。プロポリスはハチミツではありませんが、ハチミツと同じようにミツバチが作り出す物質ですのでボツリヌス菌を含む可能性があります。1歳未満の子どもに与えることはしないでください。プロポリスを1歳未満の子どもに与えることで、乳児ボツリヌス症にかかる場合があります。
また、ボツリヌス菌は熱に強いので、「加熱したら安全」ということはありません。調理をしてもプロポリスを与えてはいけません。
食物アレルギーに注意が必要
プロポリスはアレルギーを緩和する作用があります。しかし、アレルギー体質の方は、プロポリスを摂取するときは少しずつ様子を見ながら摂取するようにしてください。プロポリスは花粉や蜂アレルギーのある方が摂取すると、下痢や吐き気、頭痛などのアレルギー症状を引き起こす場合があります。初めて摂取するときは、少量から摂取していき、徐々に増やすようにしてください。
また、万が一アレルギー症状が出た場合は、使用を中止して病院へ行くことをおススメします。
幼児がプロポリスに頼るのには慎重に
子どもがプロポリスを使って身体を守るのは有効ですが、注意も必要です。
小さい子どもは風邪やインフルエンザなどの病気にかかることで、免疫力をつけていくものです。もし、プロポリスによって細菌やウイルスが身体に侵入するのを強力にブロックすると、免疫力の低い大人に成長してしまう恐れがあります。プロポリスは病気から身を守る作用がありますが、小さい子どものときから頼りすぎるのは良くありません。大人のように毎日継続して利用するのではなく、病気になったときなど一時的なものにするようにしましょう。