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プロポリスの消費期限と適切な保存方法

プロポリスは切り傷や火傷の治療に抜群の効果を発揮する物質ですので、保存しているご家庭がたくさんあります。そのプロポリスの外箱などを見ると消費期限が印字されていますので、この期限までに使い切らないといけないと考えがちです。一方でプロポリスは腐らない物質ともいわれているので、期限を定める必要がない気もします。この記事ではプロポリスの消費期限や適切な保存方法について詳しく説明していきます。また、プロポリスといっても、原液と配合された製品では期限などに違いがありますので、混合しがちな製品の違いも説明します。

プロポリスは腐らない?

プロポリスで微生物は活動できない

「腐る」とは、微生物の作用によって有毒物質が生じたりして、有機物が変質してしまう現象のことです。要は細菌や微生物の活動によって生じる現象のことで、細菌がいなければ起こらないと考えられます。例えば、7000~8000メートル級の高山では生物の死体はそのままの状態で残っています。これは微生物の活動が困難であったり、数が少ないので腐敗が進まず残っていたりするからです。このような状態であればものの腐敗は起こりません。

「プロポリスは腐らない?」への答えを初めにいうと、プロポリスは「腐らない」です。それはなぜかというと、プロポリスは強力な抗菌殺菌作用を持っているので、微生物はプロポリスで活動ができないからです。これを証明する実例がいくつかありますので紹介します。
例えば、ミツバチの巣はプロポリスを原料に使うことで細菌から守られていて、巣内は常に無菌状態が保たれています。この巣の中に外敵が入ってきてミツバチの攻撃を受けて逃げられず命を落としたとします。すると巣の外に出せないような外敵の場合、ミツバチはこの死骸が腐敗する前にプロポリスを塗って覆ってしまいます。こうすることで死骸は腐ることなくミイラ化し、腐敗して細菌やウイルスが巣内に蔓延するのを防ぐことができます。

エジプトのミイラに使われたプロポリス

もう一つは、古代エジプトのミイラです。ミツバチの巣内で命を落とした虫などと同様に、古代のエジプト人も遺体にプロポリスを防腐剤として塗ることで腐らせることなくミイラを作っていました。プロポリスで覆われて無菌状態が保たれているミツバチの巣内という特殊な環境以外でも、プロポリスを使うことで腐敗を止めることができるのです。もしプロポリスが腐敗する物質であるならば、いくら使用したところで死骸は腐敗が進んでいるはずです。しかし、プロポリスの抗菌殺菌作用によって死骸の腐敗は止められています。このことから、プロポリスは強力な抗菌殺菌作用によって微生物の活動を著しく低下させるか、寄せ付けないことで腐敗せずに状態を維持できるといえます。

ちなみに、はちみつも腐りません。プロポリスと同様に抗菌殺菌作用によって細菌が活動できないからです。

保存方法はしっかりと適切に

適切な保存方法

プロポリスは抗菌殺菌作用があるのと同時に抗酸化作用あるので、腐ることも劣化することもないのではと考えがちです。しかし、そんなことはありません。前項で説明した通りプロポリスが腐敗することはありませんが、劣化はします。そこで重要なのが保存方法です。常温で保存しても基本的に問題はありませんが、高温になったり直射日光が当たる場所に置いておくとプロポリスは品質が変化して劣化してしまったりします。おススメの保存場所は冷蔵庫です。温度が上がることなく、暗所で光を遮れます。品質を落とさないためには一定の配慮が必要です。

保存方法が良ければ消費期限は延びる

プロポリスは健康食品ですので消費期限や賞味期限が定められています。消費期限は未開封の場合、3年くらい保存ができると多くのメーカーが設定しています。しかし、適切な保存を行っていればその期限を越えたとしても神経質になる必要はありません。抽出時にアルコールを使っているプロポリスはその時に殺菌されてさらに長期保存が可能になるので、10年程度ならほとんど劣化させずに保存できます。ウイスキーやワインのようなイメージで、保存方法が適切であればメーカーで定められている消費期限を過ぎても健康に問題なく使用することができます。
ただし、開封した場合はできるだけ早く消費してしまうことをおススメします。

プロポリス製品と原液には少し違いがあるので注意

プロポリス製品

プロポリス製品とはプロポリスを配合したアメやサプリメント、スプレー、歯磨き粉などのことです。これらのものは製造過程でさまざまな材料や添加物が使われているので、注意が必要です。プロポリス自体は少しの間なら腐敗したり劣化したりすることはありませんが、その他の材料や添加物が劣化する恐れがあります。推奨された正しい保存を心がけて、消費期限が表示されていればそれを守ることを心がけてください。製品を開封すれば尚のこと、早く使い切るようにしてください。

プロポリス原液

プロポリス原液の場合は他の材料や添加物が入っていないので、プロポリスの強力な抗菌殺菌作用によって長期間保存が可能と考えられます。原液で注目すべきは抽出方法です。プロポリスにはさまざまな抽出方法がありますが、アルコールを使って抽出されているものはさらに保存期間が延びます。アルコールにも殺菌効果があるので、抽出時に使うことで抗菌殺菌効果に相乗効果が得られます。プロポリス自体の品質や濃度にもよりますが、5年や10年程度の長期保存が可能になります。

プロポリスをサプリメントなどで健康増進を目的に使う場合は毎日習慣的に摂取しないと効果がないので、すぐに使い切ることと思います。ただし、「切り傷や火傷などの外傷のために年数回使う」という方はプロポリスの消費スピードが遅いので、できるだけ長期保存ができる抽出法のものや保存方法を気にするようにしてください。

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