プロポリスで身体のサビを落として血管年齢を若くする
「人は血管とともに老いる」これは19世紀にアメリカで医学教育の基礎を築いたウイリアム・オスラーの言葉です。この言葉が示す通り、血管が老化すると身体全体が弱っていきます。これは血液が十分に身体に行き渡らなくなるからです。反対に血管年齢を若く保つことができれば、健康的に年を重ねることができます。血管年齢を若くすることは簡単ではありませんが、プロポリスを利用することで血管を刺激してサビを落とすのに役立ちます。その作用はいくつにも及びますので、それらを1つ1つ詳しく説明していきます。
血管の若さを保てば健康を維持できる
動脈硬化は血管の老化
心筋梗塞や脳梗塞、心臓病はいわずと知れた死に直結するような重い病気ですが、発症の原因の1つが血管の老化です。若くて健康な血管は柔軟性があるので、ポンプの役割を担って収縮したり膨張したりして血液を全身に供給するサポートをします。しかし、血管が老化すると柔軟性を失ってスムーズに血液を届けられなくなるので、血圧を高めることでそれを補おうとします。その結果、心臓は余計な負担がかかるので弱り、血管は高い圧がかかるのでダメージを受けて、脆くなるのです。これを動脈硬化といいますが、これを放置していると急に心疾患や脳血管疾患などを引き起こすのです。
また、血管が柔軟で血液がスムーズに流れていれば、体内に吸収した栄養を全身の細胞に余すことなく供給できます。さらに、細胞にとって不要になった老廃物や有害な毒素を回収することもできます。身体の巡りが良いということは、すなわち健康的で美しい身体を維持することにつながるのです。プロポリスはこの血管の柔軟性を維持するのに効果的です。
血管年齢とは
血管年齢とは、動脈の弾力性や血管の詰まり具合などから算出する血管の老化度のことです。血管は目に見えませんが、数値化することで若さを計ることができます。この数値が低ければ血管の弾力が高く健康的な血管といえますが、高い場合は血管が老化していて、動脈硬化が進行していることを表わします。それだけ、心疾患や脳血管疾患のリスクが高いということです。
血管の年齢は手と足の血圧の比較をしたり、動脈の脈波を調べたりして計ることができます。実年齢と血管年齢を比べることで、動脈硬化の状態を判断することができます。検査ができる病院で定期的に計って現状を把握して、少しでも血管の若さを維持することが大切です。
プロポリスは体中のサビを落とす作用がある
サビの原因となる活性酸素が増え続けている
老化とは細胞のサビのことです。そして細胞をサビさせる原因の1つが、身体に過剰に蓄積された活性酸素です。
活性酸素は身体の中に常にある存在で、適度にいる場合は免疫細胞とともに外敵を攻撃して身体を守ってくれています。しかし、過剰に増えると正常な細胞まで攻撃するようになり、細胞を弱体化させるのです。血液中の活性酸素は血流を妨げる過酸化脂質を作って血液の流れを悪くします。
本来身体には抗酸化力が備わっていて、活性酸素を抑制する作用を持っていますが、加齢とともに衰えていきます。また、現代はストレスや紫外線、大気汚染、タバコなどの影響で、活性酸素が体内に発生しやすい環境です。プロポリスのような身体の抗酸化力をサポートする物質を摂取することが、身体をサビさせないために必要です。
プロポリスの抗酸化作用がサビを防ぐ
プロポリスにはフラボノイドやビタミンA、ビタミンEなど抗酸化作用を持った成分がたくさん含まれています。どれも強力な抗酸化作用を発揮するので、蓄積して身体にダメージを与える活性酸素の除去に効果的です。
活性酸素は細胞を傷つけて老化を加速させますが、血中に存在することで中性脂肪や悪玉コレステロールを酸化させて過酸化脂質を作ります。過酸化脂質は血管壁に付着することで血液の流れを妨げます。また、血管を分厚くすることで血管の柔軟性を落とし、血管の機能を低下させます。
血管の健康を保つためには活性酸素の発生を抑制するのが効果的です。そのためにはまず生活習慣を改める必要がありますが、それと同時に利用することでサポートしてくれるのがプロポリスです。プロポリスに含まれる抗酸化成分が活性酸素を除去することで、体内の活性酸素を削減できます。そして、それが体中のサビを落として、かつ動脈硬化の進行を改善して血管年齢を若返らせることにつながるのです。
ビタミンCを同時に摂取することで抗酸化作用がアップ
ビタミンCはコラーゲンの生成を促進したり、ストレスに対抗したり、抗酸化作用を持っていたりするビタミンです。肌の調子を整える美容面と免疫を高めて体調を維持する健康面の両方にビタミンCは効果を発揮します。抗酸化作用が強く、ビタミンAとEと合わせて抗酸化ビタミンともいわれていて、相性も良い組み合わせです。同時に摂取することでお互いが協力し合って、相乗効果で抗酸化作用をより高める効果があります。
しかし、抗酸化ビタミンACE(エース)のうち、AとEはプロポリスに含まれていますが、ビタミンCは含まれていません。そこで、プロポリスを飲むのと同時にビタミンCを摂取すれば、抗酸化作用をより高めて活性酸素が身体に蓄積するのを防いでくれます。
おススメは、ビタミンCが豊富なオレンジやグレープフルーツなどのジュースにプロポリスを混ぜて飲む方法です。プロポリスをぬるま湯などに薄めて飲む方法が一般的ですが、プロポリス独特のニオイや刺激があって苦手意識を持つ方がいらっしゃいます。しかし、酸味と爽やかな匂いがある柑橘系のジュースと一緒に飲めば、嫌な風味を感じることなく飲むことができます。
血中脂質を減らして血液を正常化することで血管を若返らせる
血中脂質が多いと血液はドロドロになる
現代の食事は脂肪分の多い食事を摂ることが増えたため、肥満やメタボリックシンドロームを気にする方が増加しています。脂肪分の摂り過ぎは肥満になるだけではなく、血液にコレステロールや中性脂肪を増やしてドロドロにしてしまうのです。これは、血液中の血小板が固まりやすくなるためで、悪化すると血小板の塊が大きくなって梗塞症を起こす原因になります。この状態を脂質異常症と呼び、血中脂質のうちコレステロール値が高ければ「高コレステロール血症」、中性脂肪値が高ければ「高脂血症」と呼ばれています。この状態になると下記のような弊害が生じます。
・血液がスムーズに流れないので、高血圧になる
・コレステロールや中性脂肪が酸化することで過酸化脂質が生まれる
↓
・動脈硬化を加速させて、血管を老化させる
すぐに、心筋梗塞などの症状として現われませんが、放置すれば着実に身体をむしばんでいきます。
プロポリスで脂肪代謝を改善して血液をサラサラに
脂肪分の過剰摂取によって血液がドロドロになっている場合は、脂肪分の摂取を抑えることと、脂肪代謝を改善することが、血液の状態を改善するために効果的です。
プロポリスには脂肪代謝を改善する成分であるビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB1やB2、B6はエネルギーの代謝を促進する成分ですので、不足すると脂肪をため込む原因になります。
その中でも、ビタミンB2は脂肪代謝を高めるのに特に重要です。ビタミンB1やB6は主に糖質やたんぱく質の代謝を促進していますが、ビタミンB2は脂肪をエネルギーにする際に補酵素として活躍します。つまりビタミンB2が不足していると、脂肪をエネルギーに代謝(燃焼)することができず、内臓脂肪や皮下脂肪として蓄積されてしまいます。
脂肪代謝を高めるにはビタミンB2の摂取が欠かせませんが、プロポリスを飲むことで摂取することができます。
さらに、プロポリスにはポリフェノールの一種であるカテキンが含まれています。カテキンは体脂肪を減らす作用があるので、脂肪代謝の改善に有効です。
プロポリスを飲んで脂肪代謝を高めることで、摂取した脂質が効率よく消費されるので、余分な脂肪が身体に蓄積しにくくなります。また、血中のコレステロールや中性脂肪の量も改善されるため、サラサラ血液に近づくことで、血管への負担を減らします。
このようにプロポリスに含まれるビタミンB群は、血管を若返らせて病気のリスクを減らし、健康的な身体を作るのに役立ちます。
また、プロポリスは腸内環境を改善して、基礎代謝を高める効果もあります。基礎代謝が高まれば、一日に消費されるエネルギーが増えるので脂肪の燃焼を助けます。血管の年齢が気になったらプロポリスを飲むことで改善が図れます。
ちなみに、ストレスを過剰に溜めることでも血液はドロドロになります。ストレスによって白血球の粘着性が増してドロドロになるのです。プロポリスのストレスへの効果は後述しますが、プロポリスにはストレスを減らす効果があるので、血液をサラサラにするためにプロポリスを飲むのは極めて有効です。
ストレスを減らし血管の負担を削減
ストレスは血管にダメージを与える
血管は血液の状態に影響を受けますが、ストレスによっても影響を受けます。ストレスがかかると自律神経が乱れて緊張し、血管が収縮するので血圧が上がります。緊張が一時的なものであれば問題ありませんが、仕事や人間関係などでストレスを抱えることが多くなると常にストレスを感じている状態が続き、高血圧を誘発します。高血圧は動脈硬化のリスクを高めて、血管年齢を上げる原因です。現代社会はストレスが多い環境ですので、自律神経を整えてリラックスできる状態を作る必要があります。
プロポリスは自律神経の乱れを整える成分が含まれているので、ストレスに対して対抗することができます。また、ストレスを和らげることができれば活性酸素の抑制にもつながるので、血管を若返らせるにはストレス対策も欠かせません。
自律神経を整えてリラックスを促す
本来自律神経は緊張状態に優勢になる交感神経とリラックス時に優勢になる副交感神経を交互に機能させてバランスを保っています。しかし、強いストレスが慢性的にかかっていると自律神経は乱れて、緊張状態に機能する交感神経が優勢になります。こうなるとリラックスができないので、ストレスはさらに溜まって悪循環に陥るのです。「ストレスによって心筋梗塞や脳梗塞などが引き起こされた」とメディアで流れることがありますが、ストレスを過剰に溜めると高血圧や動脈硬化になりやすくなるので、ストレスを上手に発散することが大切です。
プロポリスにはフィトンチッドやチロシン、マグネシウムなど自律神経に作用する成分が豊富に含まれています。フィトンチッドはリラックス効果や精神安定に効果がありますし、チロシンやマグネシウムは神経伝達物質の生成に関与することで、ストレスの緩和に役立ちます。これら成分の作用によってリラックス時に機能する副交感神経が優勢となって、ストレスを発散できるようになるのです。
さらに自律神経が整えば、睡眠に好影響が出て、質の良い睡眠をスムーズに取れるようになります。質の良い睡眠は疲労回復に繋がります。疲労はストレスの原因になるので、プロポリスを飲むことでストレスが溜まるリスクを減らすことができます。
ストレスを緩和させることができれば、血液を収縮させる原因がなくなるので、血管への負担がなくなって血管年齢を若返らせることができます。
プロポリスは血管を若返らせるための補助として有効
前項までプロポリスが血管年齢に与える影響を説明してきました。
プロポリスは抗酸化作用によって老化の原因となる活性酸素を除去し、過酸化脂質となって血管を硬くする中性脂肪やコレステロールが溜まりにくくしてくれます。さらに、ストレスを緩和する作用によって自律神経を整え、血管が収縮するのを防ぐ効果があります。
このように、さまざまな作用によって血管年齢を若返らせることに貢献します。
ただし注意点として、プロポリスを飲んだらすぐに血管が若返る、というものではありません。普段の生活習慣が大切です。バランスの良い食事や適度な運動、規則正しい生活習慣が基礎にあって、それらに加えてプロポリスを飲むことでより効果を発揮するのです。プロポリスは『生活習慣改善によって得られる身体に良い効果を高めるもの』と考えると良いかもしれません。プロポリスを過信してはいけませんが、利用することで血管や身体に良い影響を与えます。血管年齢が気になる方はプロポリスを飲んでみてはいかがでしょうか。