どんなプロポリスにも独特の味やニオイがあるの?
プロポリスを口にした方は誰でも独特のニオイや味を感じると思います。そして、それは決しておいしいとはいえないものです。なぜプロポリスは飲みにくい味やニオイがするのか、品質や抽出方法によって味やニオイに違いはあるのかなど気になってる方は多いはず。この記事では、プロポリスの味やニオイについて詳しく説明していきます。また、この味やニオイを抑える方法や飲む負担を小さくする方法も紹介していきます。
ハチミツのような感覚で摂取すると後悔する
プロポリスってどんな味やニオイがするの?
プロポリスはミツバチが作り出す物質ですので、ハチミツのように甘くておいしい味をイメージして口にする方もたくさんいらっしゃいます。しかし、多くの方はプロポリスを口にした途端、甘味ではなく、苦味や刺激、植物特有のニオイに驚かれます。ハチミツは植物のミツですので、甘味があります。一方、プロポリスは植物の樹液や花粉、それらに加えて、ミツバチ自身の内容物を合わせた物質です。殺菌作用を持った植物の成分が含まれていて、ミツなどの甘味成分が入っていないので、決しておいしくなく、良い香りもしません。
独特の味やニオイこそ、天然成分の証し
プロポリスは植物から採れる成分が凝縮されているので、独特のニオイや味があるのが特徴です。言い換えれば、この味やニオイがなければ天然成分があまり含まれていない、あるいは添加物によって味やニオイが変えられているといえます。プロポリスにはさまざまな製品がありますが、独特の味やニオイがあるかないかは、品質を推し量る重要なポイントです。
もちろん、サプリメントなど意図的にこれらを軽減している製品がありますが、原液で味やニオイがあまりしない場合は、あまり良いプロポリスではない可能性があるので、おススメしません。
品質が良いと飲みやすいこともある
プロポリスには独特の味やニオイがありますが、品質によって若干の違いがあります。品質によって飲みやすかったり、飲みにくかったりするので、その違いについて説明します。
品質の低いものは続けられない
原液のプロポリスを摂取すると、独特な苦味や辛味、刺激的なニオイは避けられません。通常プロポリスはコップ一杯の水に対して、3~4滴ほど垂らして飲みます。低品質のプロポリスの場合は味やニオイが強烈過ぎて、継続して摂取し続けるのが困難な場合すらあります。飲み慣れていない方にはわかりにくいかもしれませんが、後味が良くないのは品質も良くありません。従って、低品質のプロポリスは飲み続けても、飲み慣れることがありません。
高品質のものはニオイがスッキリしていて甘味がある
プロポリスですので、高品質であろうと原液なら独特の味やニオイはします。それでも、品質が良くなると酸味や甘味があったり、後味がスッキリとしていたり、低品質のものと比べると飲みやすい傾向にあります。もちろん、品質が良くなれば植物の成分がそれだけ凝縮されているので、深みやニオイが増します。しかし、上質なプロポリスであれば、時間をかけると飲み慣れてくる方もいらっしゃいます。
抽出によっても味やニオイが変わる
アルコール抽出法はニオイや刺激が強い
プロポリスは固形物で不純物が含まれているので、エキスだけを取り出すために抽出します。抽出は効率やコストなどの観点からアルコールを使ったものが一般的です。しかし、アルコールを使った抽出法は効率よくプロポリスのエキスを抽出できる一方、アルコールがプロポリスに残ると、それが刺激の原因になります。アルコール抽出は時間をかけて熟成させることで、アルコールの成分がなくなってプロポリスの味がまろやかになるといわれることがあります。しかし、アルコール抽出のプロポリスは傾向として、刺激やニオイが強くなるのです。
他の抽出法は比較的、味やニオイを抑えられる
アルコール抽出以外の方法には水抽出法・ミセル抽出法・超臨界抽出法があります。この記事では、それぞれどのような味やニオイになるのかを説明します。
水抽出法
水抽出法を用いて抽出したプロポリスはほとんど味やニオイがしません。この理由は、プロポリスの成分は植物の樹脂やロウなどの脂溶性によって構成されているので、水ではプロポリスの有用成分が十分に抽出されていないためです。味やニオイだけにスポットを当てると、飲みやすいプロポリスが出来上がります。
ミセル抽出法
アルコール抽出をしたプロポリスにグリセリンなどの乳化剤を入れて、脂溶性と水溶性の両方を抽出する方法です。
アルコール抽出と水抽出のいいとこ取りをした方法です。この方法を用いて抽出されたプロポリスは、刺激やニオイがありますが、マイルドに抑えられています。比較的飲みやすい抽出法といえます。
超臨界抽出法
二酸化炭素を超低温で気体でも液体でもない状態(超臨界)にし、これを溶媒としてプロポリスのエッセンスを抽出する方法です。
有用成分を豊富に摂取できる一方、味やニオイは薄くできます。コストが高くつくので継続してプロポリスを続ける場合、コスト面でおススメできませんが、飲みやすいプロポリスが出来上がる抽出方法です。
プロポリスを飲みやすくする方法
乳製品や柑橘系のジュースと混ぜて飲む
プロポリスは品質や抽出法によって味やニオイに違いがあります。しかし、全くなくなることはないので、味やニオイが苦手な方は飲み続けるために工夫をする必要があります。そこでおススメなのが、乳製品や柑橘系のジュースと一緒に飲む方法です。牛乳やヨーグルトなどに混ぜるとまろやかな味になり、ニオイも緩和されて飲みやすくなります。また、柑橘系のジュースなら酸味や刺激がプロポリスの味を抑えてくれます。
カプセルに入れて飲む
「どうしてもプロポリスの味やニオイが我慢できない」そんな方は、薬局などに売ってるカプセルに詰めて飲むことをおススメします。カプセルにプロポリスを閉じ込めてしまうので、味やニオイを感じずに飲むことができます。カプセルに原液のプロポリスを詰めるという手間がありますが、飲む負担を抑えたいなら最適な方法です。
液体がダメならサプリメントがおススメ
プロポリス製品は原液だけではありません。飲みやすさに極力工夫がなされているサプリメントタイプのプロポリスがあります。
プロポリスを飲みやすくする方法を紹介しました。しかし「自分にはどの方法も向かない、でもプロポリスを飲みたい」そんな方は、ぜひサプリメントタイプのプロポリスをおススメします。顆粒やカプセル、錠剤などさまざまありますので、自分に合ったタイプのものを選んで、プロポリスを飲んでみてください。