あまり知られていないプロポリスの利尿作用

1日に出る尿の回数が少ないことが原因で肌荒れやむくみなどのトラブルを起こしている方が増えています。便は1日出ないと便秘だといって健康を気にしがちですが、尿は回数が少なくてもあまり気にする方はいらっしゃいません。しかし、身体は排尿することで体内の毒素や老廃物を身体から出したり、身体の水分量を調節したりしています。もし、肌荒れやむくみを気にしている方で、トイレの回数が少ない方は尿が影響しているかもしれません。そんな方におススメなのがプロポリスです。プロポリスは利尿作用を持っているので、適切な排尿を促してくれます。

利尿作用は老廃物の排出に有効

尿が出ないと老廃物が身体に溜まる

プロポリスには身体を健康にする成分が豊富に含まれています。その中でグルタミン酸とアスパラギン酸は利尿作用を持っている成分です。排尿はどちらかというと健康に良いとわかっていても、どれくらい健康に良いのかピンとこない方もいらっしゃいます。しかし、尿が出ないということはそれだけ有害な老廃物が身体に溜まっているということです。老廃物が身体に溜まるとむくんだり、だるくなったり、吐き気を覚えたりします。プロポリスを飲むことでこれらの健康被害を予防することができます。

プロポリスで老廃物を出す

プロポリスに含まれているグルタミン酸はアミノ酸の一種で、グルタミン合成酵素の働きによってアンモニアを取り込みます。この作用によってアンモニアはなくなって身体にとって無害なグルタミンが生成されます。また、排尿を促進する効果によってアンモニアを尿と一緒に身体の外へ排出する作用もあります。ちなみに、グルタミンは筋肉の分解を抑制したり、筋肉の修復に消費されたりするので、筋トレに励んでいる方は摂取が求められる成分です。
アスパラギン酸は、尿の合成を促進することでアンモニアを体外に素早く出す作用があります。有害なアンモニアを排出することでむくみや吹き出物などのトラブルが起こらないようにしてくれます。他にも、プロポリスはカリウムやカテキンなど利尿作用のある成分が豊富に含まれているので、アンモニアは身体に溜めることなく排出します。

老廃物を出すと細胞が蘇る

老廃物が身体に溜まると体調不良や取れない疲労感などが引き起こりますが、プロポリスを飲んで尿から毒素や老廃物が排出されると身体の細胞は正常に機能するようになります。新陳代謝が活発化することで古い細胞は剥がれ、新しい細胞がどんどん作られるようになります。脂肪燃焼効果が高まるのでダイエット効果も高まりますし、肌はハリやツヤが出るので若々しくなり、肌トラブルを起こすことが少なくなります。
通常健康な人で尿は朝起きてから寝るまでに4～7回ほど行いますので、これよりも少ない方は利尿作用のあるプロポリスを飲んで老廃物を積極的に出すようにすることをおススメします。

余分な水分を出してむくみを解消

むくみの原因はさまざま

排尿には毒素である老廃物を排出する作用と、余分な水分を身体から出す作用があります。余分に水分が身体に溜まる原因は塩分の摂りすぎやストレス、冷え性などが考えられ、これによって引き起こされるのが身体のむくみです。むくみで悩んでいる方は年々増加傾向にあり、リンパのマッサージや塩分を控える、アルコールの節制などさまざまな対策がメディアで紹介されています。それらを実践するのと同時にプロポリスを飲むことをおススメします。

プロポリスはさまざまなむくみに有効

プロポリスはさまざまな利尿作用を促す成分が含まれているので、身体に溜まった水分を排出するのに向いています。また、水分が溜まった結果むくみが生じていますが、その原因は人によって違います。マッサージや塩分の節制で効果が出るとは限りません。しかし、プロポリスを飲んで利尿作用を促すことで身体に溜まった水分が排出されるだけでなく、老廃物や塩分なども一緒に出されるのでより効果的にむくみを解消することができます。

特にプロポリスに含まれているカリウムはむくみに有効です。カリウムは利尿作用があるだけでなく、一緒に塩分であるナトリウムを排出する働きがあります。現代の食事は塩分を摂りすぎる傾向にあります。外食やコンビニのお弁当、さらには家庭での料理も濃い目の味付けになりがちで、塩分を多く摂取する機会が増えました。塩分を多量に摂取すると血液中のナトリウム濃度を下げるために身体は水分の量を増やします。その結果、むくみになるケースがあります。
しかし、カリウムはナトリウムを伴って尿として排出されることから、老廃物と塩分、そして余分な水分を排出してくれます。むくみでお悩みの方はカリウムを含んだプロポリスを飲んでみてはいかがでしょうか。

二日酔い予防にも効果的

「飲み過ぎた」そんなときにも有効なのがプロポリスです。二日酔いは身体の中にアルコールが残ることで起こる症状です。具体的にはアルコールを多量に飲むと身体はアルコールをアセトアルデヒドに分解します。アセトアルデヒドはそのままでは依然として身体にとって有害ですので、身体は無害な酢酸に分解します。しかし、この処理能力には個人差があるので、処理しきれずにアセトアルデヒドが身体に残ると、吐き気や頭痛といった二日酔いの症状が現われます。

プロポリスの二日酔いへの効果

プロポリスはアルコールを代謝する肝臓の処理能力を高めることができるので、アセトアルデヒドを体内に残す量を減らすことができます。例えば、アルコールを肝臓で代謝するにはビタミンB1が大量に必要になります。プロポリスにはビタミンB1が含まれているので、お酒を飲む前後に飲むことでアルコールの代謝に必要な栄養素を補給することができます。他にも、プロポリスに含まれているロイシンやイソロイシンなどのBCAA(分岐鎖アミノ酸)も肝機能を高める効果があり、二日酔いの予防に効果的です。
体内のアルコール成分を効率的に代謝することで、翌日お酒がアセトアルデヒドとして残って体内に頭痛や吐き気などを引き起こすのを防ぐことができます。ただし、「プロポリスを飲んでおけば二日酔いを防げる」といえる程効果はありません。しかし、お酒を飲み過ぎたときにプロポリスを飲んでおけば、二日酔いの症状を緩和させることができます。

利尿作用が頭痛を引き起こすことも

一方で、プロポリスとアルコールの利尿作用が重なることで、身体から出ていく水分量が増えて脱水症状を引き起こす可能性があります。アセトアルデヒドが身体に残ることで頭痛や吐き気が起こりますが、利尿作用によっても同様の症状が起こります。脱水症状を二日酔いと勘違いしてしまうケースもありますので、注意が必要です。プロポリスの利尿作用は老廃物などの悪い成分を排出して身体の循環を良くしてくれますが、アルコールやカフェインなどの利尿作用を持つ成分と一緒に摂取することで過剰に水分を排出して頭痛などを引き起こすリスクがあります。アルコールを飲む際はプロポリスで肝機能を高めつつ、その後しっかりと経口補水液やスポーツドリンクなどを飲んで水分補給をするようにしてください。