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イソフラボンの持つ作用によるストレス軽減効果

大豆の胚芽に集中して含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た構造を持つ成分で、その過不足を調整する働きがあります。
また、ストレスに関するホルモンの分泌を抑えたり、逆に促したりする作用なども備えているため、ストレス軽減に効果を発揮するのです。
この記事では、イソフラボンの持つ作用によるストレス軽減の効果についてご紹介します。

イソフラボンの持つ4つのストレス軽減の作用や効果とは

イソフラボンには、ストレスを軽減するための主な働きが4つ挙げられます。
それぞれの働きや効果についてご紹介します。

コルチゾール合成酵素の働きを抑える

イソフラボンは、ストレスに反応して分泌されるためストレスホルモンと呼ばれる『コルチゾール』を間接的に抑える働きがあります。
副腎から分泌されるコルチゾールは、人体が外部から何らかのストレスを受けると、その強弱に応じて分泌され、自律神経系の交感神経を興奮させる作用があります。
具体的には、血圧や脈拍を上げて身体機能を高めたり、脳を覚醒させたりすることで、環境や対人などのストレスに対応できるように身体を調節することがコルチゾールの基本的な働きといえます。
コルチゾールには抗ストレス作用のほか、脂肪の代謝を促したり炎症を抑えたりする働きや、短期的に免疫力を抑える働きなどがあります。
慢性的なストレスが原因でコルチゾールの分泌量が増えた状態がつづくと、免疫力が低下して風邪を引きやすくなったり、傷の治りが遅くなったりなどの弊害が現れるのです。
イソフラボンにはコルチゾールを合成する11β-水酸化ステロイド脱水素酵素の働きを抑える作用があることがわかっています。
そのため、ストレスに反応するコルチゾールの過剰な分泌を間接的に防ぎ、ストレス軽減に役立っているのです。

DHEAの分泌を促す

イソフラボンには、コルチゾールと関わりの深い『DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)』の分泌を促す働きもあります。
DHEAはコルチゾールと同じく副腎から分泌されるホルモンで、コレステロールを原料に性ホルモンへと変換されるほか、コルチゾールの増加による身体の老化を防ぐ抗酸化作用も備えています。
DHEAには、人体がストレスを受けたときのコルチゾールの抗ストレス作用による血糖値の上昇や、コルチゾールの分泌量の増加による活性酸素の大量発生を抑える作用があります。
両者は一定のバランスを保ちつつ分泌される性質があるので、イソフラボンによってDHEAの分泌が促される一方で、コルチゾールの合成量が低下するのです。
DHEAがコルチゾールの抗ストレス作用をやわらげ、さまざまなホルモンを分泌する副腎機能の低下を防いでその正常な機能を維持することがストレス軽減につながると考えられています。

エストロゲン不足を補いセロトニン合成を促す

400以上もの働きを持つエストロゲンには、脳内の神経伝達物質の『セロトニン』を活性化させる作用もあります。
『幸せホルモン』とも呼ばれるセロトニンは、同じ神経伝達物質であるノルアドレナリンやドーパミンの亢進を抑え、感情や衝動を制御して心のバランスを安定させる作用があり、ストレスによるイライラを抑える効果が期待できます。
そのため、精神を安定させる作用を持つセロトニンが不足すると、ストレスが溜まりやすくなり、無気力やイライラ、気分の乱高下などを引き起こすことになるのです。
エストロゲンが十分に分泌されている状態では、セロトニンが安定して合成されるためストレスに対処できるものの、エストロゲンが不足する更年期などにはストレスに対処する力が弱まり精神的に不安定になってしまいます。
イソフラボンはエストロゲンに似た構造を持つので、その受容体に結合してエストロゲンの代わりとなって働く性質があります。
イソフラボンを摂取することでエストロゲンの分泌量を安定させ、セロトニンの安定的な合成を促し、ストレス軽減に役立っているのです。

抗酸化作用による副腎疲労の緩和

DHEAはコルチゾールの抗ストレス作用を抑え、ストレスを軽減する働きを持つものの、慢性的なストレスがつづくと両者のバランスが崩れる場合があります。
その原因の一つが副腎の機能低下である『副腎疲労』で、コルチゾールの分泌に追われて副腎が消耗するとDHEAが分泌されにくくなり、両者の分泌のバランスが崩れてしまうのです。
するとストレスに対処する働きが極端に弱まり、疲れやすくなったり免疫力が低下したりするほか、セロトニン合成量も低下するため情緒の不安定や無気力などの症状が起こりやすくなります。
また、コルチゾールが過剰に分泌される状態がつづくと、骨粗鬆症の発症リスクが高まったり、手足の筋力が低下したりする可能性があるため、副腎の機能低下には十分な注意が必要です。
副腎は酸化に弱いといわれており、副腎疲労を防ぐにはイソフラボンやビタミンCなどの抗酸化成分を摂ることが推奨されています。
イソフラボンは活性酸素の過剰な発生を抑える作用を持つフラボノイドの一つのため、コルチゾールやDHEAなどさまざまなホルモンを産生する副腎を酸化から守り、その疲労をやわらげるためにも貢献しているのです。

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