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イソフラボンの持つ働きによるヒアルロン酸の生成

女性ホルモンのエストロゲンに似た構造を持つイソフラボンには、肌を美しく保つ働きも備わっています。
エストロゲン様作用を示すイソフラボンは、皮膚の水分を保持する力に優れたヒアルロン酸の生成を促し、肌に弾力やハリをもたらす効果が期待できるのです。
この記事では、イソフラボンの持つ働きによるヒアルロン酸の生成についてご紹介します。

ヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸とは、もともと人体内に存在する『ムコ多糖類』という成分の一つです。
粘性を持つムコ多糖類のなかでも、特にヒアルロン酸は非常に高い粘り気と元に戻ろうとする弾性を持ち、水分を保持する保水力に優れた物質で、1gで6リットルもの水分を蓄えられる特性があります。
ヒアルロン酸の粘度は濃度や分子量によって異なり、高濃度で分子量の大きいヒアルロン酸はゲル状になります。
体内では主に、目の硝子体、皮膚の表皮と真皮、関節内に存在しており、高い保水力を発揮することで各器官でのうるおいを保つ役割を担っています。
人体の約60%は水分から構成されているので、人体にとってヒアルロン酸は不可欠な存在といえるのです。

ヒアルロン酸の性質について

人の体内では、ヒアルロン酸は全身にくまなく存在して細胞同士をつなぎ止めたり、衝撃をやわらげたりする役割を担うことで細胞を守っています。
ヒアルロン酸の濃度は身体の部位によって異なるのが特徴で、特に高いのは目の硝子体や関節液、真皮やへその緒が挙げられます。
また、加齢とともに減少する性質があり、体内のヒアルロン酸濃度は20歳でピークに達したあとに減り始め、40代以降にはさらに低下が加速し、60代を迎えるとピーク時の50%以下にまで低下してしまいます。
すると肌の乾燥やたるみ、関節のこわばりといった老化現象が現れることになるのです。

ヒアルロン酸の主な働きや効果とは?

ヒアルロン酸の持つ主な3つの働きや、その効果についてご紹介します。

保水力による美肌効果

皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織の3層に大きく分けられ、ヒアルロン酸は真皮に多く含まれています。
真皮の厚みは上層の表皮の10倍ほどあり、保水力の高いヒアルロン酸を多く含むことで肌の乾燥を防ぎ、ハリと弾力のある肌づくりを後押ししています。
肌はヒアルロン酸だけでなく、たんぱく質に分類されるコラーゲンやエラスチンと協力することで保湿と弾力が保たれていて、その役割はまったく異なっています。
コラーゲンが肌の内部を支える骨組みのような役割をし、エラスチンはコラーゲン同士を結びつける役目を果たして骨組みを強化しています。
一方ヒアルロン酸は、これらがつくった骨組みを埋める補充的な役割として存在し、水分をとどめて肌にうるおいやハリをもたらし、シワやたるみを防ぐ効果が期待できるのです。

関節機能をなめらかにする

関節の内部はヒアルロン酸が多く含まれる関節液で満たされており、さらにヒアルロン酸は軟骨を形成して、関節の動きをなめらかにする役割を果たしています。
そのため、歩いたり立ち上がったりするときに、ひざなどに現れる関節痛の緩和にもヒアルロン酸は効果的な働きをします。
関節同士をつなぎ衝撃をやわらげる働きをする軟骨がすり減ると、骨同士がこすれ合い、日常のなにげない身体活動でも痛みや炎症の原因となってしまいます。
クッションとなる軟骨の構成成分となるヒアルロン酸は、関節痛の予防や緩和にも有効とされているのです。

目のうるおいを保つ

眼球は人体で唯一の外気に接した臓器のため、もっとも水分を必要とする器官です。
眼球の水晶体の後方にある硝子体の内側の組織には、保水力と粘度の高いヒアルロン酸が多く含まれています。
その99%が水分で構成されている硝子体を丸く保つ役割を担うほか、目の乾きを防ぐためにも不可欠なのがヒアルロン酸です。
また、硝子体は衝撃による網膜への損傷を防ぐクッションとしての役割を持つ重要な組織であり、ヒアルロン酸はその弾力性をもたらすために不可欠な成分なのです。

イソフラボンとヒアルロン酸の関係性

多様な働きを持つエストロゲンは、皮膚の角化細胞や線維芽細胞などに作用し、その生理機能に重要な役割を果たすことも知られています。
なかでも線維芽細胞は、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの真皮成分を生み出す働きを持つ細胞です。
そのため、エストロゲンが正常に分泌されていると肌にハリや弾力をもたらし、シワやたるみを予防する効果が期待できます。
逆にエストロゲンが減少すると、皮膚の水分保持を行うヒアルロン酸や皮膚の弾力を保つコラーゲンなどの量や質が低下し、肌の老化が進むと考えられているのです。
エストロゲン様作用を持つイソフラボンにも、上記と同様の働きが認められています。
特に加齢に伴う卵巣機能の低下で、エストロゲンの分泌量が急激に減る更年期にイソフラボンを摂ると、ヒアルロン酸の加齢による減少を抑えるうえ、その合成を促す働きによって老化を防ぎ肌を美しく保つ効果が期待できるのです。

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