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イソフラボンの持つ働きによる高血圧の予防効果とは

大豆の胚芽に多く含まれるイソフラボンは、血管を保護する働きのある女性ホルモンのエストロゲンに似た作用を発揮することで、高血圧の予防効果も期待されています。
エストロゲン様作用を持つために血管を拡張する働きや、血管の柔軟性を保つコラーゲンの生成を促す働きが認められているイソフラボンを活用することで、高血圧予防につながると考えられているのです。
この記事では、イソフラボンの持つ作用による高血圧の予防効果について紹介します。

高血圧とは?

高血圧とは、血管内を流れる血液の圧力が慢性的に強くなっている状態や、血管に過度の圧力がかかっている状態をいいます。
高血圧がつづくと血管に負荷が常にかかった状態になるので、血管の内壁が傷ついたり、弾力性やしなやかさが損なわれて硬くなったりして、動脈硬化を招く原因にもなります。
人体の血圧は身体を動かしたり寒さを感じたりなどの刺激で上昇するものの、このような一過性の血圧の上昇は高血圧には当たりません。
あくまでも高血圧は安静時での血圧が慢性的に高い状態を指し、症状が進んで動脈硬化になると狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの疾患を招くおそれもあるのです。

高血圧の具体的な数値について

そもそも血圧とは、心臓から送り出された血液が血管のなかを流れるときに血管壁を押す力を指し、血流の量と血管の硬さで計測されます。
心臓は全身に血液を送るためポンプのように収縮と拡張をくり返しており、心臓が収縮すると大量の血液が送り出されて血管に圧力がかかり、逆に心臓が拡張すると血流の量がゆるやかになるため血管にかかる圧力も弱まります。
このように血圧は、心臓が血液を送り出す際の『収縮期血圧(最大血圧)』と、全身をめぐった血液が心臓に戻る際の『拡張期血圧(最小血圧)』の2つの数値で示されます。
血圧は水銀柱をどの程度押し上げる力があるか、水銀柱の高さ(mmHg)で数値化します。
具体的には、
・病院や健診施設などでの測定・・・収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上(140/90mmHg以上)
・家庭での測定・・・135mmHg以上、または85mmHg以上(135/85mmHg以上)
がそれぞれ高血圧とされています。

高血圧の数値の注意点

上記のように、高血圧の基準値は測定条件によって決められているものの、血圧は人体の活動や外部からの影響に応じて変動するため、常に一定の値を示すものではありません。
血圧は日中には高くなり、睡眠中には低くなるほか、ストレスや緊張などによって交感神経が刺激されることでも上昇します。
このような場合の血圧の上昇は、ストレスに対抗する防御反応の一つですが、長期間ストレスを受けつづけると慢性的な高血圧になる場合もあります。
家庭で測定した血圧が高めになっている場合には、日常のストレスの影響も考慮して、意識的な気分転換を試みるのも一つの方法といえます。
病院での測定で高血圧と診断された場合でも、家庭で測定した血圧の平均値を重視し、慎重に診断すべきと考えられています。

高血圧になる原因とは?

高血圧は、特定の疾患や薬剤が原因となって引き起こされる『二次性高血圧』と、原因が特定できない『本態性高血圧』との2つに大別されます。
特に後者は日本人の高血圧の80~90%を占めており、そのうち約50%が身内から高血圧になりやすい体質を受け継いでいるのが原因とされています。
また、肥満や運動不足、過度の飲酒や喫煙などの生活習慣の要因が複合的に重なって発症すると考えられています。
長期間にわたって高血圧を放っておくほど血管の痛みも進行していくため、食生活や生活習慣を見直して高血圧を改善したり発症を防いだりする必要があるのです。

イソフラボンによる高血圧の予防や改善効果とは?

イソフラボンの血圧を下げる働きの詳しいメカニズムは完全に明らかにされていないものの、イソフラボンの持つエストロゲン様作用とコラーゲン生成の働きによって高血圧を予防すると考えられています。
そもそも女性ホルモンのエストロゲンには、血管を拡張させて血液循環をよくする働きや、脂質やコレステロール代謝にも関わる作用が備わっています。
イソフラボンにはエストロゲンと同様の働きが認められており、血管の内皮細胞で一酸化窒素をつくり出す酵素の活性を高める作用があります。
血管の拡張を助ける一方で、強力な血管収縮の作用を持つ物質のエンドセリン-1の分泌を抑えて血圧を下げる働きを発揮していると考えられているのです。
また、エストロゲンには血管などの柔軟性を促すコラーゲンの生成を促す働きがあります。
血管内壁の強度と弾力性は、血管の主成分であるコラーゲン線維によって保たれており、コラーゲン不足になると血管の柔軟性が損なわれたり、血管修復の機能が十分に働かなくなったりします。
イソフラボンがエストロゲン様作用を発揮することで、血管の弾力をつくり出すコラーゲンの生成を促して血管への負荷をやわらげ、高血圧を防ぐ後押しをしているのです。

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