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イソフラボンによって分泌量が増えるDHEAとは?

女性ホルモンや男性ホルモンに変換されるホルモンである『DHEA』は、多様な働きを持つことで知られており、イソフラボンの摂取によって血中濃度が上がるとされています。
DHEAの分泌量が減少すると、身体の老化や疲労の助長、肥満などの悪影響が生じるおそれがあるため、合成量を維持する工夫が必要といえます。
加齢によるDHEAの分泌量の低下は避けられないものの、イソフラボンを活用することでその増加が期待できるのです。
この記事ではDHEAやその主な働きなどについてご紹介します。

DHEAとは?

DHEAとは『デヒドロエピアンドロステロン』の略称で、人体の副腎や、男性の精巣や女性の卵巣から分泌されるステロイドホルモンの一種です。
DHEAはコレステロールを原料に主に副腎で合成されたあと、男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンのエストラジオールに変換されることから、マザーホルモンとも呼ばれています。

DHEAの特徴

DHEAは性ホルモンの前駆体であるとともに、弱い男性ホルモン作用を持ち、性欲や精機能の維持に関わるほか、性ホルモンを増やす働きがあります。
そのため、不妊の原因に性機能やホルモンバランスに問題があると考えられる際には、改善を目的とした不妊治療に用いられる場合もあります。
また、ほかのホルモンと同じく加齢とともに分泌量が減少する性質があります。
DHEAの分泌量は、男女ともに6~7歳ごろから増え始めて20代前半にピークに達し、以降は加齢に伴い減少して40代ではピーク時の約50%に、70代では約20%にまで低下してしまうのです。
DHEAの分泌量が低下するとそれを原料とする性ホルモンの合成量も減るため、ホルモンバランスの乱れを招き、更年期特有の症状の発症にも影響するのです。

DHEAの主な働き

DHEAは性ホルモンの前駆体となるほかにさまざまな作用を持つことが知られています。
ここではその主な働きについてご紹介します。

抗酸化作用

DHEAと同じく、副腎から分泌されるストレスホルモンの『コルチゾール』には、ストレスに反応して分泌量が増加する性質があります。
コルチゾールは人体がストレスを感じると、血糖値や血圧を上昇させてストレスに対抗できるように作用しますが、必要以上に分泌量が増えると体内での活性酸素の発生量も増やしてしまい、細胞の酸化を助長することになるのです。
DHEAにはコルチゾールの抗ストレス作用を抑え、その分泌量を正常化する働きがあるため、コルチゾールによる体内の酸化を防いでいるのです。

骨や筋肉の強化作用

DHEAには『IGF-1(インスリン様成長因子1)』という物質の分泌を促す作用もあります。
ソマトメジンCとも呼ばれるIGF-1は、インスリンに似た構造を持つ成長因子で、成長ホルモンによって肝臓や骨格筋などの組織で分泌されます。
人体の筋肉や骨、肝臓・腎臓や肺、神経や皮膚などほとんどの細胞はIGF-1の影響を受けており、特に骨や筋肉の細胞の成長に作用します。
そのため、DHEAがIGF-1の分泌を促すと骨密度の低下を防いだり、筋肉量を維持することで基礎代謝量の低下を防いだりするのです。
性ホルモンの分泌量の減少で現れる骨粗鬆症の予防や、肥満の対策にも効果が期待できます。

精神安定作用

DHEAから変換される性ホルモンは、自律神経系の働きとも密接な関わりがあります。
DHEAの分泌量が減少すると性ホルモンが分泌が乱れ、交感神経と副交感神経がアンバランスになり、身体的な影響が及ぶだけでなく、不安や無気力など情緒不安定になりやすくなってしまいます。
DHEAが正常に分泌されることで性ホルモンの安定的な分泌を促すため、精神の安定にも役立つのです。

DHEAが減少する原因とは?

DHEAの分泌量が減少する原因には、加齢の影響をはじめ、過度のストレス、糖分の摂りすぎや偏食、過度の喫煙や飲酒、活性酸素の増加を招く激しい運動などが挙げられます。
DHEAの分泌量が減ると、抗酸化作用などさまざまな作用が損なわれ、体内の活性酸素の発生量が増えて老化が進んだり、骨粗鬆症が発症しやすくなったりします。
特にストレスはDHEAを減少させる大きな原因のため、質の高い睡眠の確保や適度な有酸素運動などを習慣にして、ストレスをため込まない生活を心がけるのが重要です。

イソフラボンはDHEAを増加させる成分

DHEAの減少を防いで分泌量を増加させるには、その原料となるコレステロールを食品から摂取する方法が有効です。
肝臓で代謝されるコレステロールの正常な合成量を保つには、肝臓の機能が正常であることが前提となります。
肝機能を改善する食品ではシジミや大豆製品、成分ではオメガ3-系脂肪酸やタウリンなどが挙げられるので、意識的に摂るとよいでしょう。
なお、40mg/日のアグリコン型イソフラボンを3ヶ月間摂取した結果、DHEAが3倍になったことが確認されるなど、イソフラボンはDHEAの分泌量を増やす働きを持つことが研究で明らかになっています。
イソフラボンは肝機能を高めるオメガ-3系脂肪酸(DHAなど)と一緒に摂るとさらに効果が高まるので、積極的な活用をおすすめします。

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