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イソフラボンとの相乗効果が期待できるカルシウム

抗酸化作用の高いフラボノイドに分類される成分のイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た分子構造をしているのが特徴です。
そのためエストロゲン様作用を発揮し、骨の中のカルシウムが溶け出すのを食い止めて、強度や骨密度を保つのに役立ちます。
骨を作り、その強度を保つために働くカルシウムは、吸収率が低いのが難点の栄養素で、その欠点を補う成分と一緒に摂ることが推奨されています。
骨の健康維持に関わるイソフラボンとカルシウムを組み合わせることで、骨の健康を維持する相乗効果が期待できるのです。
この記事では、イソフラボンと一緒に摂りたいカルシウムについてご紹介します。

イソフラボンと一緒に摂りたいカルシウムとその働きとは

カルシウムとは、骨や歯の主要な構成成分であり、マグネシウムなどと協力して丈夫に保つ働きをする必須ミネラルです。
人体にとって骨は、身体を支える土台の役割を担うと同時に、脳や脊髄・心臓など生命維持に欠かせない器官を保護する重要な働きも備えています。
人体内のカルシウムの99%は骨と歯に蓄えられ、それらの器官は血中のカルシウム濃度を維持する貯蔵庫としての役目も果たしています。
体内へのカルシウムの摂取量が不十分となり、必要とする器官や組織で足りなくなると、骨に蓄えられていたカルシウムが血中に溶け出て不足分を補っているのです。
なお、残り1%は血液や細胞、筋肉中に存在し、筋肉の収縮活動を調整したり神経伝達の正常な機能を支えたりする以外に、ホルモン分泌などにも携わっています。
このように、人体のほぼすべての機能に関わるカルシウムは、生命活動や維持に不可欠の成分にもかかわらず吸収率が低い性質があります。
食材に含まれるカルシウムのすべてが利用されるわけではなく、性別や年齢の個人差はあるものの、成人の食事での吸収率は20~30%に留まっているのです。
さらに日本人のカルシウムの摂取量は先進国のうち最下位で、もっとも不足している栄養素の一つに挙げられます。
そのため、カルシウム吸収の効率を高める成分と一緒に摂ることが必要とされているのです。

イソフラボンのエストロゲン様作用について

大豆の胚芽に特に多く含まれているイソフラボンは、抗酸化作用の高いフラボノイドに分類されるため、過剰な活性酸素の発生を抑える働きがあります。
また、エストロゲンに似た形をしているため、その受容体に結合できることからエストロゲン様作用を発揮します。
とはいえイソフラボンの活性力は、エストロゲンの1/1,000~1/10,000と非常に穏やかなため、十分にエストロゲンが分泌されている状態ではその働きを助長することはありません。
つまりイソフラボンは、エストロゲンの過不足をともに調整する特性を持っているのです。

エストロゲンと骨の関係性

エストロゲンはさまざまな働きをするホルモンで、妊娠・出産できる身体づくりをしたり、肌や髪を美しく保ったりするほか、400を超える機能を持つとされています。
骨の強度はエストロゲンの分泌量に深く関わっており、エストロゲンは骨からのカルシウム溶出を抑える重要な働きも担っています。
特に女性は加齢に伴い卵巣の働きが衰え、エストロゲンが急激に減るため、閉経の準備期でもある更年期以降には骨密度が低下し、骨粗しょう症の発症リスクが高まります。
その予防のために、エストロゲン様作用を持つイソフラボンに期待が寄せられているのです。

イソフラボンとカルシウムで得られる相乗効果とは

イソフラボンには、エストロゲン様作用によって骨の中のカルシウムが溶け出すのを抑える働きがあります。
しかし、エストロゲンの分泌量が減ると、骨にカルシウムを貯蔵する機能も低下してしまうため、骨密度が減少して骨がもろくなるので、骨折のリスクも高まることになります。
極端な偏食や過度の喫煙・飲酒などの生活習慣、ストレスなどが引き金となりエストロゲンが減少すると、若年層でも更年期世代と同様に骨粗しょう症を招く可能性があるのです。
イソフラボンは、エストロゲンが不足した場合にその受容体を介しておだやかに作用するため、エストロゲンの分泌を促し、骨にカルシウムを蓄えて骨粗しょう症を防ぎます。
また、最近の研究では、イソフラボンはより積極的に骨を作る働きを持つことが明らかにされています。
マウス由来の、新しい骨を作る働きをもつ細胞(骨芽細胞)にイソフラボンを投与し、細胞分化の指標に採用されている「オステオカルシン」の変化を見た実験の結果によると、48時間の培養で約1.5倍増加し、骨形成が促されたことが認められています。
他にも、閉経後の女性がイソフラボンとカルシウムを1年間摂取した結果、骨ミネラル量の減少がやわらいだことから、イソフラボンには骨量を増やす効果があることが示唆されています。
イソフラボンとカルシウムを一緒に摂ることで骨の機能を強化し、カルシウムが貯蔵されやすい環境を整えて骨粗しょう症を防ぐ相乗効果が期待できるのです。

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