青汁には食物繊維たっぷり
青汁には身体に必要な成分のひとつである食物繊維がたっぷりと含まれています。現代人の食生活は野菜不足であると共に、野菜に含まれている食物繊維の摂取も不足しています。
青汁は手軽に植物性の栄養素を補給できます。
そして食物繊維は青汁に含まれる成分の中でも多く含まれる成分のひとつです。
今回は青汁に含まれる食物繊維の種類や効果についてお伝えしてゆきます。
青汁の食物繊維で不足分をカバー
青汁には食物繊維がたっぷりと含まれています。代表的な青汁の原料であるケールと大麦若葉を例に見てみると、100g中、ケールの青汁で約30g、大麦若葉の青汁で約40gもの食物繊維が含まれているのです。
日本人の食物繊維の一日の摂取量目安は、年齢にもよりますが平均で20g強です。
しかし、実際の日本人の食物繊維の摂取量の平均は15gを下回り、摂取量の目安には届いていません。
青汁を飲むことで一日の食物繊維の目標摂取量をカバー、または目標摂取量に近づくことができるのです。
青汁に含まれる食物繊維の種類について
青汁に含まれている食物繊維には種類があり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の二種類に分けられます。この二種類の食物繊維にはそれぞれ別の働きがあります。
不溶性食物繊維は水に溶けず腸を刺激します。
その刺激で腸のぜん動運動を活発化して腸の働きを活性化してくれます。
そして水溶性食物繊維は反対に水に溶ける性質があり、水分に溶けてドロドロのゲル状になる性質があります。
その状態で腸内をゆっくりと移動するので空腹感を感じる時間を短くします。
また、コレステロールや脂質を材料に作られる胆汁酸を吸着して排出する作用があるため、余剰な体内の脂質の排出作用によるダイエット効果が期待できます。
さらに水溶性食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなります。
水溶性食物繊維を食べて善玉菌が繁殖をすると腸内環境が良い方へ傾きます。
二種類の食物繊維の効果で身体を健康に
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の作用で腸の活動が活性化されると、栄養素の速やかな吸収やスムーズなお通じがなされることになり、健康状態が改善されてゆきます。また、人間の免疫細胞の多くは腸内に存在するため、腸が活性化されると免疫細胞も活性化され免疫力も上がります。
免疫力は向上すると共に正常化されてゆきますので、免疫機能の異常で発症していたアレルギーの症状も軽減されてゆきます。
青汁を飲んで食生活の改善をしよう
このように青汁に含まれている食物繊維は腸の機能を高め、腸内環境を整える働きがあります。そしてその結果として健康増進や体質改善、免疫力の向上、正常化が実現するのです。
青汁には食物繊維以外にも様々な栄養素が含まれています。
青汁を日々の食生活に取り入れて、不足しがちな食物繊維を始めとする植物性の栄養素を積極的に摂るようにし、健康的な生活を実現しましょう。