青汁が作り置きに向かない理由
多くの青汁は一回で飲み切れる量で分けられて販売されています。液体タイプの青汁は100mlから200mlのペットボトルや缶に入っていますし、粉末タイプの青汁は3gから4gほどの小分けのスティックに入っています。
稀に数日分の量で販売されている液体タイプの青汁もありますが、ある程度保存できるように保存料が使用されています。
このようにほとんどの青汁が小分けで販売されている理由は、青汁が作り置きに向かないからです。
それではなぜ青汁は作り置きに向かないのでしょうか?今回は青汁が作り置きに向かない理由についてお伝えします。
青汁は新鮮さが命
青汁は元々生の野菜を絞りそのままその日のうちに飲んでいました。そうすることで新鮮で壊れていない栄養を摂取することができるからです。
そしてメーカーによる青汁の製造技術が進み、新鮮な状態の青汁を容器に保存することが可能となり、通販や店頭でも新鮮な青汁が販売されるようになったのです。
ほとんどの青汁が小分けで販売されているのは、青汁の新鮮さを保つためです。
青汁を作り置きすると失われる栄養素がある
ご家庭でも自分で野菜をジューサーなどで搾り、青汁を作ることもできます。しかし、この手作りの青汁を作り置きすることはおすすめしません。
青汁には時間が経過すると失われる栄養素があるからです。
時間が経過すると失われる栄養素には酵素やビタミンCがあります。
どちらも身体に良い作用を持つ栄養素で、失うにはもったいないものです。
自分で青汁を作る場合は、一度に飲み切られる量の青汁を作り、その日のうちに飲み切ることで時間と共に失われる栄養素も摂取することができます。
また、粉末タイプの青汁も沢山のスティックを溶かせば、一度に一度に大量の青汁を作ることが可能です。
しかし、こちらも手作りの青汁と同様に作り置きをすると酵素やビタミンCが失われてゆくので大量に作り、作り置きをすることはおすすめしません。
粉末タイプの青汁も小分けのものを飲み切るごとに作って飲みましょう。
新鮮で無添加の青汁は腐りやすい
青汁を作り置きすると失われる栄養素があることが分かりましたが、青汁が作り置きに向かない理由は他にもあります。多くの青汁は新鮮な状態で健康に良い成分のみで作られているため保存料が含まれていません。
保存料や着色料などの添加物は化学的に合成された成分がほとんどで、身体には必要ないものです。
それらが含まれていない無添加の青汁は天然の栄養素のみで作られた身体に良い飲み物ですが、腐りやすいという面もあります。
そのため青汁は作り置きに向かないのです。
少々面倒でも無添加の青汁を毎回飲むたびに作ることで、新鮮で栄養素が十分に含まれている青汁を飲むことができるのです。
新鮮な青汁を飲むための工夫
青汁はなるべく保存料などが含まれていない新鮮なものを飲むことがおすすめです。そのためには飲むタイミングごとに青汁のタイプを変える工夫をすることもひとつの方法です。
例えば、朝の出勤や通学前は、ご自宅で液体タイプの青汁を飲みます。
新鮮でそのまま飲める液体タイプの青汁は、持ち運びにはやや重く、かさばるため自宅で飲むことに適しているからです。
勤め先や外出先では水分があれば手軽に飲める錠剤タイプの青汁を飲みましょう。
錠剤タイプの青汁はとても軽く小さいので携帯に便利だからです。
そして帰宅した夕食時には液体タイプの青汁を飲むか、粉末タイプの青汁を料理に混ぜて食べても良いでしょう。
粉末タイプの青汁は色々なアレンジレシピが可能です。
新鮮な青汁をおいしく摂取し続けるために色々なレシピを楽しみましょう。
これらの飲み方は一例ですが、ご自身の生活スタイルに合わせて新鮮な青汁を飲める工夫をすることで、いつでも新鮮な青汁を摂取できるようになるのです。
小分けの青汁も、開封したらすぐに飲みましょう
多くの青汁は鮮度を保つために小分けにされています。そのため新鮮な状態の青汁を飲むことができるのですが、小分けにされた青汁も一度開封されることで空気にさらされて酸化や腐敗が始まりますので、開封した青汁はすぐに飲むようにしましょう。
もちろん開封してすぐに飲めなくなるわけではありませんが、理想はその日のうちに飲み切ることです。
特に暑い夏場は腐敗も早く進むので、できれば青汁を開封したその場で飲み切るようにしましょう。
青汁は作り置きせずに新鮮な状態で飲もう
以上のような理由から、青汁を作り置きして飲むことは向かないといえます。どうしても作り置きをする必要がある場合は作った青汁を冷凍にして保存しましょう。
冷凍にすることである程度鮮度を保ち保存することが可能になります。
青汁は鮮度が命の飲み物です。
なるべく作り置きはせずにその都度作った新鮮な青汁を新鮮なうちに飲むことが、青汁の栄養素を安全に十分吸収するためにベストな飲み方です。
新鮮な青汁を飲んで健康管理をしましょう。